【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- HDDとSSD取り付け(購入したSSDのマウンタが付かない。。)編 [コンピュータ全般]
前回の記事『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- 電源(ENERMAX PRO 87+)取付けと主要部配線編』でほぼ面倒なところは終わって、後はハードディスク(以下、HDD)、SSD、ビデオカード、メモリを付ければ終わりです。
そして今回はHDDとSSDの取り付け作業の記事です。ひと波乱ありました。
まずHDDの方ですが下記を購入しました。
日立 HGST 3.5inch 7200rpm 2.0TB 64MB SATA 6.0Gbps 0S03191
- 出版社/メーカー: 日立グローバルストレージテクノロジーズ
- メディア: Personal Computers
※私はAMAZONの出品で購入しましたが、現在2011/12/7時点でAMAZONの出品はされていない状態です。
中身は下図。といっても、ただのHDD。
そしてこれを下記のケースに取り付けるわけですが、ネジのいらない仕組みになっています。(購入時に幾つかケースを調べてみましたが、私が購入検討したものはネジのいらないタイプばかりでした。)
CoolerMaster Silencio 550 ATX /MicroATX ミドルタワー静音タイプ 型番:RC-550-KKN1-JP
- 出版社/メーカー: Coolermaster
- メディア: Personal Computers
それで、具体的にはどのように付けるかというと、まず下図がHDDを横から見た写真です。
※上図は実際に付けた物ではなく、説明用のHDDです。
上図の赤い矢印の所にネジが止められるようになっています。反対側も同様です。
そしてケース付属の取り付け用金具が下図です。
両方同じものですが、表面と裏面です。右側の方の赤い矢印がある部分がピンのように出っ張ってます。
上図の赤矢印のピンの部分を下図のようにしてHDDのネジ部分に合わせます。
これを両側に下図のようにはめます。
これをケースの3.5インチベイに滑らせるようにして、はめ込みます。
上図を見ると、HDDのコネクター部分はこちらには無くて、バックパネル側になります。HDD自体は逆向きに取り付けることも可能ですが、電源コネクタがケースの外まで出てしまいます。(上図はSSDもはめ込んだ状態になっています。)
次にSSDです。
購入したSSDは下記です。
シー・エフ・デー販売 6Gbps対応 2.5inch SSD MicronC-400採用 64GB CSSD-S6M64NM4Q
- 出版社/メーカー: シー・エフ・デー販売
- メディア: Personal Computers
実際の中身は・・下記と3.5インチのマウンタが入っていました。
それでこれを取り付けるのに下記の3.5インチマウンターを購入していました。
アイネックス SSD/HDD変換マウンタ 2台用 HDM-11
- 出版社/メーカー: AINEX
- メディア: Personal Computers
ケース本体にもマウンターがあったし、SSDにもマウンターが付いてきたので必要は無かったのですが、私自身が付いているかよく調べなかったので、もし無かったらいけないと思って買っていました。
マウンター自体は3つもある事になるのですが、ケース付属のはプラスチックで、SSDに付いてきたのはスチールの物でどちらもいまいちでした。それに対して上記製品はアルミでしっかりしていて、製品の質が数ランク上といった感じでした。
そこで、上記製品を使おうとおもったら・・・
長さは足りないし、赤矢印の部分に一致する穴があるのですが入りません。
(・・∂) アレ? なぜ??
調べてみたら、まず上図の赤色の矢印の部分が入らない理由が分りました。下図はパッケージの裏なのですが注意書きの所に、「ベイ固定用ネジはミリネジです」と書いてあります。
PCの自作経験がある方はご存知とおもいますが、下図の左赤枠がミリネジで、右青枠がインチネジです。
赤枠内のネジはミリネジで主にフロッピーディスクドライブやDVDドライブなどを止めます。3mm径です。それに対して青枠はインチネジで青枠内の一番左側がHDDを止めるネジで、真ん中がマザーボードや電源を止めるネジとなっています。こちらは約3.5mm径です。よく見ると、ネジの切ってあるピッチが違うのがわかると思います。
それより問題なのは、ネジの太さがインチネジの方が太いと言う事です。それで、下図の赤矢印の部分のピンの太さがインチネジには通るけどミリネジには通らない太さになっているため、はまらないわけです。
赤い矢印の部分のマウンター側の穴をドリルで大きくして、マウンター側の黄色と緑色の取り付け器具の矢印の部分の穴が一致しているので、M3-10mmのネジを買ってくれば取り付けられそうですが・・・
しかたないので、ケース付属の下図のマウンターを使いました。
これにSSDを載せた状態が下図。
あとは3.5インチベイに取り付けるだけです。(これは簡単)
そして配線です。マザーボード付属のSATAケーブルを使おうと思ったら50cmもあって邪魔だし、両方下向きが良かったのに1つはDVDでつかうので、結局購入していた下図の右2つの30cmのものを使いました。(無駄になったかと思ったら、役にたった・・)
マザーボード側は下図です。
※写真を取り忘れて、組み上がったあとで取っています。
白いコネクタ部分が2段になっていてZ68チップセットがコントロールしているSATA3.0コネクタで、そこに接続しています。
下図はバックパネル側からHDDとSSDのコネクタ部分を撮った写真です。
これでHDDとSSDが付きました。
ついでにDVDドライブとHDDドックの配線もしておきました。
こちらは、マザーボードに付属してきたSATAケーブルを使用しました。これで、デバイス類には電源ケーブルとSATAケーブルが接続出来た事になります。
次回は、ビデオカード取り付けとメモリー取り付け『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- ビデオカード(SAPPHIRE HD6850)とメモリ(CORSAIR製)取り付け編(組み上がり)』です。これが終われば組み立て完成。
【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- 電源(ENERMAX PRO 87+)取付けと主要部配線編 [コンピュータ全般]
前回の記事『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- DVDドライブ取付けとフロントパネルを元にす編』で宣言した通り、今回は電源の取り付けと配線です。
今回購入した電源は下記。
ENERMAX 電源 PRO87+600W Lot6 EPG600AWT Lot6
- 出版社/メーカー: ENERMAX
- メディア: 付属品
電源はSeasonicかENERMAXを購入しよう思いましたが、Seasonicはさすがに値段が高すぎて止めました。これなら、80PLUSゴールドで1万円ちょっとで購入できるのでこれにしました。
ただ、欠点があってケーブルがプラグインではありません。上図をみれば分ると思います。プラグインタイプだとMODU87+がありますが、値段の差があり割高感を感じたし、入手しにくかったので止めました。
実際に購入したものは、下図の箱に入ってきました。
そして箱を開けると中に入っているのは下図です。
上図の真ん中奥が本体で、右側にコードが出ています。本体の前にはエンブレムシールとネジが入った袋があって、その右側に恐らくケーブルを束ねる帯(私自身あまり分っていない)があります。そして、真ん中の前側にある袋に入った金具は、本体に接続する100Vの電源ケーブルを抜けないようにする金具です。左側には奥にあるのはENERMAXの広告(英語)で、左側手前がマニュアル(日本語表記あり)になります。
それでケースへの取り付けですが、その前にケース(クーラーマスター RC-550)に下図の部品があります。
電源の防振用パッドです。これを下図のケースの赤矢印の部分に取り付けます。(始めは電源の方に付けるものだと思い込んでしまいました。ところが、いくら考えても合わないのでケースの方ではと思いつくまで結構時間がかかってしまいました。)
この防振パッドは左右があって若干形状が違います。間違わないようにしてください。
これで電源をケースにネジ止めです。電源に付属していたネジではなくてケース付属のネジを使いました。ネジ類はどの部品もケース付属の物を使いましたが、理由はネジも黒で統一出来るからです。ちなみに、この電源に付属していたネジは、よく見かけるシルバー色のステンレスかユニクロのネジでした。
それで取り付けたのが下図です。電源の下に支えるゴムみたいな部分があって(上図をみると分ると思います)、そのためか電源が浮き気味で上から押さえないとネジが上手く入りませんでした。
それと、下図の"PRO87+"と書いてある"O"の文字の奥でマザーボードから1~2cmくらい下当たりに電源が上に行かない様に引っかける部分があります。 下図をクリックして大きくしてよく見ると分ります。
さて、この電源から出ているケーブルを始末しないとなりません。ついでに、フロントパネルからきているケーブル類もです。上図を見ると大変そうだと思われる方がいると思いますが・・・その通りです。
まず、マザーボードに行くメイン電源とCPU補助電源のケーブルを背面に出すことはすぐに決めました。その他のDVDドライブやHDDなどに供給する電源も背面に出したかったのですが、ケーブルの太さ自体は何とか穴から出そうでしたが、どうやってもプラグ部分が通らず諦めました。
それで下図のように配線しました。
赤矢印がメイン電源の接続部で、背面を通ってます。緑矢印がCPU補助電源の接続部でこちらも背面を通ってます。マザーボードと接続する電源ケーブルはこの2つです。
そして、ついでにフロントパネルから出ているケーブルを接続しました。
黄色の部分がパワースイッチ、リセットスイッチ、HDDランプなどの接続部分です。以前ケースの事の記事を書いた時にも書きましたが、このケース(RC 550)のHDDランプには信号の極性が書いて無いんです。感で取り付けました。偶然当たってましたが・・・(ちなみに、HDD LEDと表記してある面を上図で言うと下側に向けました。)
青色の矢印部分がオーディオ端子でこちらに接続しているケーブルはCPUクーラーの奥の天板近くの部分で、一旦背面に出して余分な長さをそこで調節しています。
オレンジ色の矢印は前面のUSB2.0端子とSDカードスロット用の端子でメイン電源のケーブルに沿って背面に出て電源近くの穴から表に出しています。
ついでに紫色の矢印の部分は、リアファンの電源ケーブルをマザーボードのコネクタに差し込んでいます。
作業も、上記で記述した順番にほぼやっています。
裏側はどうなっているかというと、下図です。
くねくね曲げているのは長さを調節する為です。真ん中当たりの太いのがメイン電源ケーブルで、右側がCPU補助電源ケーブルです。メイン電源ケーブルの左側にまっすぐ垂れ下がってるのが各種フロントスイッチやLEDランプ類のケーブルです。
そして上図をクリックして拡大すると分ると思いますが、各所でロックタイで固定しています。ケースのバックパネルの所々にフック(引っかける穴といったらいいかな??)があって、そこにロックタイで結んでいるのもわかるかと思います。
この作業の際にかなりのロックタイを使いました。ロックタイと私はつい呼んでしまいますが、結束バンドといった方が知っている方もいると思います。(結束バンドが正しい言い方なのかな??)
今回の組み立てで30本以上は使っていると思います。ほとんどは10cmの長さがあれば十分でしたが、1本だけ20cmぐらいの長いのが必要でした。余った電源ケーブルをまとめる為です。
それと上図は白ですが、ケースが黒なので黒のロックタイを使いました。(というか、たまたま黒のロックタイ10cmを沢山持っていたので偶然です。)
前面のUSB3.0は内部のコネクタ規格が統一されていないのか、それとも簡略化している為なのか理由はわかりませんが、単順な延長コードなのです。
ですので、ケース内部は天板にくっ付くように取りまわして、下図のように背面上部の穴から出してバックパネルのUSB3.0の端子に接続しています。
上図の赤矢印の部分がコネクタなのですが、これが比較的大きいので問題が発生しています。1つ隣にもUSB3.0の端子がありますが、さらに隣にLAN端子を接続すると間に挟まれたUSB3.0の端子は、ほとんど使い物になりません。かなり細いコネクタ部分のものでないと入らないと思います。
解決策は、USB3.0の内部コネクタがあるので、そこから背面のスロットに出す物を付けて、それに接続しようかと思っています。又は、端子を持つUSB3.0増設ボードを付け足してそれに接続すれば、背面にケーブルが出なくて良いです。でも、都合のよいUSB3.0増設ボード又は端子があるかこれから調査です。
ここまでくれば、後は自作経験が無くても増設経験があれば行える事です。メモリーやハードディスク増設を行うと思えば同じことです。ただ、問題はケーブルの処理ですね。あっ、ビデオカードがありました・・・でも挿すだけだから。。。
次回は、ハードディスクとSSD取り付け『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- HDDとSSD取り付け(購入したSSDのマウンタが付かない。。)編』です。
【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- DVDドライブ取付けとフロントパネルを元にす編 [コンピュータ全般]
前回の記事『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- CPUクーラー(TRINITY)取り付け編』まででCPUとCPUクーラーが取り付けられたマザーボードがケースに組み込まれました。
今回はDVDドライブを取り付けて、外していたフロントパネルを元に戻す事にしました。まだ、電源付けないの?と思われるかもしれませんが、電源は重量があるので取り付けてしまうと作業効率が悪くなります。(というか、私が疲れるのが嫌だから・・・)というわけで、電源は次回です。
それで取り付けるDVDは下記です。
I-O DATA 24倍速書き込み対応 内蔵型DVDドライブ DVR-S7260LEBK
- 出版社/メーカー: アイ・オー・データ
- メディア: Personal Computers
今回のDVDドライブを選ぶに当たっては、使用される方が基本的に使わないのでこだわりはありませんでした。決めてとなったのは、ライティングソフトに「Nero Express Essentials」がついていることです。これなら私もしょっちゅう使っているので、今後DVDとかを作成する事になって質問された場合に、説明が楽なのでこれにしました。
ちなみに、この記事を書こうと思った時にまだインストールしていない事に気が付きました。
それで、上記はドライブ本体の図ですが、届くのは下記の箱に入ってきます。
そして中身はというと下図です。
左上側からライティングソフトとユーティリティCD、ドライブ本体。左下側から取り付けネジ、マニュアルです。取り付けネジはケース付属の物を使用したのでいりませんでした。
実際の取り付けは前から普通に入れるのですが、RC 550のケースの場合、下図の矢印のレバーを手前側(ケースの前の方でOPENと書いてあります。)に倒しておきます。それから前からDVDドライブを入れて、もう一ヶ所ケースより出っ張ってる部分(HDDのドック)と同じくらい前に出っ張った状態になったら下図の矢印を後ろ側(LOCKと大きく書いてあります)に倒します。そこで、ドライブを少し前後させれば、カチャンといってロックがかかります。
これでも十分かもしれませんが、私はケース付属のネジで上図の矢印のついてる逆側を2ヶ所ネジ止めしました。
ここまでは簡単。ここからフロントパネルをはめます。上図のケース前面のDVDドライブの上に穴があるのがわかると思います。そこにフロントパネルのケーブル類を押しこみながら取り付けます。
下図は以前使った写真なのでDVDドライブは付いていませんが、下図のように入れて行って赤矢印の所のアースをネジ止めしてからはめます。
ところがここでトラブル発生。なぜかはまらない??
原因は、『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- ケース(RC 550)とケースファン組み換え編』の記事でもかきましたが、下図の赤矢印の部分。この部分にロックタイの頭があってここが邪魔してはいりませんでした。
このロックタイの頭の部分が上図の手前側になるように回してからフロントパネルをはめなおしました。
上図はフロントパネルが元に戻った状態です。もちろん前面パネルに付いていたフィルターも戻してあります。
これで次は電源の取り付けと配線にかかります。というわけで、『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- 電源(ENERMAX PRO 87+)取付けと主要部配線編』です。
【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- CPUクーラー(TRINITY)取り付け編 [コンピュータ全般]
前回の記事『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- CPUとマザーボード編』ではCPUをマザーボードに取り付けて、ケースに組み込む所まで行いました。
今回はCPUクーラーの取り付けです。前回記述した通り、予めマザーボードはケースに付けてあります。(こちらの方が良いだろうと思ったので・・・詳しくは前回の記事を見て下さい。)
それで、今回付けるCPUクーラーは下記。
THERMOLAB CPUクーラー TRINITY サイドフロー・ダイレクトヒートパイプ方式 TRINITY
- 出版社/メーカー: サイズ
- メディア: Personal Computers
始めは、 Cooler Master CPUクーラー RR-B10-212P-GP(Hyper 212 Plus) を予定していたのですが、ケースの仕様を読むとクーラーの最大の高さより4.5mmほど大きいので少し小さい(高さ150mm)こちらにしました。
製品の中身は下図。
一番上は中身が入っていた箱。下左側から、CPUクーラー本体、バックパネルやビスなどの付属品、そしてマニュアルです。マニュアルは日本語表記の部分はありません。
というわけで、英語表記の部分を読みながら進めます。(といっても、英語が読めなくても図で分る)
それでは取り付けですが、まずCPUファンの裏側のヒートシンク(いまでもヒートシンクというのかな??、誤解が無いようにCPUとの接触面と言った方がいいかな?)の裏側に足のような部品を取り付けます。
これ、奥側の部品は1つで、手前側(ファン側)の部品は2つです。どの部品もひっくり返しても付きそうなのですが、マニュアルの図をよく見ると(ハングル語で書いてあった写真が一番分りやすかった)、足の部品の膨らんでいる部分(恐らく、足の強度を増すために膨らみを付けているのだと思います。)が上図のように向けて上側になるように取り付けるようです。
上図手前の足はそれぞれ1つづつの部品ですが、これも膨らみがある方が上図の上に来るようにして、逆に足の先の部分にあたるところのL字は上図の下にくるように付けます。前の足の部品は全部で4つ入っていますが、右用2本、左用2本となっています。
ですので取り付けた時は、膨らんでる方がマザーボード側になります。すなわち、取り付けた後に足の部分をみるとへこみが見えることになります。(マザーボード側からは特殊な器具とか使わないとみれませんから・・・)
あと、上図を見た通りですがダイレクトヒートパイプ方式になっています。ちょっと触ってみましたが(本当は触らない方がいいのかも・・)境目が指の感触では分らないくらいです。
次はバックパネルの準備です、先にネジが切ってあるピンのような物を挿しこみます。
この時の注意点が2つあります。(マニュアルにも書いてあります。)上図のように、 真ん中の四角の空いた穴の上にロゴ(たしか「THERMOLAB」と書いてあったと思う。うる覚えですが、裏には何も書いてありません。)が書いてあるほうが上にした時に、ピンが下から上に出るようにします。
もう1つは、バックパネルからピンが出ている部分ですが、ピンが3ヶ所通る構造になっています。ただ、LGA1155なら真ん中です。上図を見ると、各ピンのバックパネルから出ている部分の両脇に少し隙間があるのが分ると思います。
そして、下図のようにゴムのワッシャをピンの上から入れます。
そしたら、マザーボードの背面から差し込みます。が、、、
(/||| ̄▽)/ゲッ!!! 入らない。RC 550のケースだと位置が悪くてダメです。
本来なら、マザーボードを一度外して入れるのですが、先ほど付けたワッシャをピンの先の方にやってしまって、わざとピンをぐらついた状態にして入れてしまいました。結構苦労しました、ですので先にやはり付けておいた方がよかったかも・・・
このバックパネルを入れる時の注意点ですが、上図の赤矢印の部分がバックパネル側は欠けていて、マザーボード側はネジ山みたいな突起が出ています。これが一致するように差し込みます。
この後、表側にクーラーを取り付ける作業をするのですが、バックパネルを下にすると下に落ち込んでしまいます。(外れはしませんが、作業がやりにくいです。)
ですので、裏面を下図のような養生テープで仮押さえしました。
上記テープは手でちぎれて、粘着性は高い割に剥がした後にノリがほとんど残りません。引越し屋さんがよく使うやつです。仮止めするにはとても便利なテープです。マスキングテープでもいいかもしれません。
それで、いよいよシリコングリスを塗るのですがせっかく買ったので付属のものではなく下記を使いました。
これ上記写真では中身は黒っぽいですが、実際に同じ型番で色は白でした。千数百するものではないので付属のものと変わらないかもしれませんが・・・
それで塗ったのが下図です。(ちょっと波模様がでてしまってる・・)
下手とか言われそうですし、シリコングリスの塗り方には色々意見があるようで・・・
ただ、基本的には熱の伝導率を考えると、一般的には
空気 < シリコングリス < CPUファンのヒートシンク部分
なので、なるべく薄く空気が入らないようにするのが良いです。もし、CPUファンのヒートシンクとシリコングリスの熱伝導率が同じくらいなら厚く塗っても構わないということになります。ただ、空気を入れないように薄く延ばすのは至難の業なので人によって色々意見があるようです。
私はシリコングリスは延ばします。それで延ばして余った部分は(余分だったら)を取ってしまいます。そこで使ったのが下図。100均で売ってるスクレーパー。
これで、刃がCPUに当たらないというか、シリコングリスの上に軽くのせるくらいで引いて引き伸ばしていきます。そして余ったのが刃にくっ付いてくるので、それを付いていない部分に塗って、また引き伸ばす作業をします。(結構根気がいりますし、結構微妙な力加減が必要です。)それで塗りすぎたものは刃にくっ付いてくるので、取ってしまいます。 くれぐれもCPUを傷つけないように・・・
これは私のやり方で正しいかどうかは分りませんが、いままでもこの方法で特に困った事はおきていません。ただ、かなり神経を使います。
そのあと、ファンを取り付けます。下図は取り付け終わった様子です。
始めに4つのピンのうち、リアファン側の2つに軽くネジを止めておきます。次にそこに、最初の方に示した下図の写真の上側の足を引っ掛けます。(これがコンデンサーが邪魔して結構大変でした)
そのあと、上図の下側の2つをマザーボードのメモリーを挿す側に入れて上からネジ止めします。
あとはまんべんなくネジを締めて行きます。ネジはほとんど最後の方まで閉まりました。 バックパネルにゴムワッシャが入っているからだと思います。
そして忘れないうちに、CPUファンのコネクターをマザーボードに差し込んでCPUクーラーの取り付けはおしまいです。
次の記事はDVDドライブを取り付けてフロントパネルを戻す『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- DVDドライブ取付けとフロントパネルを元にす編』となっています。
【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- CPUとマザーボード編 [コンピュータ全般]
前回、『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- ケース(RC 550)とケースファン組み換え編』でケースの準備ができました。
今回はCPUをマザーボードに組み込んで、ケースに取り付けるまでです。
使用したCPUは下記。
Intel CPU Core i7 i7-2600K 3.4GHz 8M LGA1155 SandyBridge BX80623I72600K
- 出版社/メーカー: インテル
- メディア: Personal Computers
それで内容物は下図。
今回使うのは、真ん中のCPUだけ。右側のCPUクーラーは別に購入した物をつかうので使いません。左側の冊子は簡単に開かないようにする為か受験問題用紙のようにテープで止めてありました。冊子の裏に、Intel Core i7のロゴシールが付いてます。
マザーボードの方は下記。
GIGABYTE マザーボード intel Z68 ATX PCI-E Gen3対応 Smart Response 対応 LucidLogix Virtu対応 GA-Z68X-UD3H-B3/G3
- 出版社/メーカー: 日本ギガバイト
- メディア: Personal Computers
型番の最後のG3はPCI Express3.0対応ということなんですが、CPUが対応していないと意味ないです。それと、パッケージにはどこにも記述がなくて、冊子に紙一枚入っていて「PCI Express3.0対応」と書いてあるだけでした。始めはASUS P8Z68-V PROを考えていたのですが、入手が難しいので(買えるかもしれませんが、マザーだけ別のショップになってしまいます。)こちらにしました。結果的に、PCIex16が1つ無い代わりにPCIスロットがこちらの方が1つ多いので、こちらのマザーの方が構成的には良かったです。
マザーの中身は下記。
上側左から、Intel Rapid Storage Technology(IRST)の説明書(英語だったような)、取り付け作業手順書、バックパネル、SLIケーブル、SATA3ケーブル合計4本、ステッカー。
下側左から、マニュアル、ドライバー&ユーティリティCD、CDの下側にあるのがSocket 1156出は使えませんという注意書き、そしてマザーボード本体。
SATAケーブル4本ですが、このうち2本は片方が下向きにコネクタが曲がっている下図のタイプです。それで全て50cmの長さです。
それで、実際の作業です。
まずマザーボードにCPUを取り付けました。自作経験のある方にはCPUの取り付けは説明するまでも無いかもしれませんが、一応記述しておきます。
下図のようにCPUを止める金具を開きます。
この時に、下図のほぼカバーが付いているので外します。(返品したりする際はこれを付けないとダメと書いてるので無くさないほうがよいと思います。)
それでCPUを乗っけます。
上図の赤の印の所に切れ目があるので合わせます、左下に金色の三角印がきます。(これはマザーによっては向きは違う可能性はあります。)
後は、下図のようにCPU手前にある赤矢印をつけたネジに引っかけて、緑色の部分にレバーを掛ければ取り付け自体はおしまいです。
このあと、マザーボードをケースに組み込むのですが・・・リテール版のCPUクーラーを付けるなら先にやってしまった方がよいと思います。
なぜ、私はCPUクーラーをマザーボードに取り付け無いでケースに組み込んだかというと、CPUクーラーが大型で下記の事を思ったからです。
・CPUクーラーを取り付ける際に、マザーボードがしっかり固定されてないと不安定かなと思った。
・CPUクーラーを取り付けてしまってから、マザーボードをケースに取り付けるとなると作業がしにくそうだった。
・以前、兜クーラーを取り付けた際に取り付けてから入れたら苦労した。(参考:『兜クーラー(KABUTO SCKBT-1000)取り付け』)※蛇足ですが、今のPCに兜クーラーが付いていて約2年くらい使ってますが、いつもCPU温度が40度、コア温度は50度くらいで安定してます。
でも、結果的には先に取り付けた方が良かったみたいです。少々マザーボードをケースに取り付けるのに苦労しても、もっと面倒なCPUクーラーを裏側から支えるバックプレートが簡単に入らないという苦労が待ってました。(これは次回の記事で)
というわけで、マザーボードをケースに組み込むわけですが、まずはスペーサーを取り付けます。
上図右下隅の金色のがスペーサーです。それで、ドライバーの先に(赤矢印の部分)にスペーサーをドライバーで回せるカップラーのような器具がケースに付属していました。これは便利。ただ、前回も記述しましたが、今回のマザーボードは9ヶ所スペーサーを止める部分があるのですが、ケースに9本しか付属していないので無くさないように。
それと、私の手が手袋をしているのが分ると思います。
使い捨てニトリル極薄手袋・パウダーフリー 100枚箱入WT・LL【520・介護用・業務用・一般家庭台所用・掃除用・園芸用・検品用】 (LL, ホワイト)
- 出版社/メーカー: EBUNO
- メディア:
上記とは違いますが、このような使い捨てのゴム状の極薄手袋(「ラテックス 使い捨て手袋」とかで検索すると出てきます)です。本記事のCPU及びマザーボードを取り付ける作業工程は全てこのような手袋をしていました。端子がむき出しの物はこういう手袋をして静電気が起きないようにするためです。庭の手入れ用に家にあったので、都合が良かったです。メモリを取り付ける際は使わなかったけど・・・
そして、マザーボードをケースに組み込みます。まずは、バックパネルをケースに付けます。
※実際には、もっと前に付けていました。マザーボードを組み込む前までに付けておけばOKです。
そしてマザーボードをネジ止め。
上記の矢印の部分にネジがあって止めるのですが、今までの経験上、
赤矢印をまず仮止めして→緑矢印の部分をマザーボードを上図の左側に横から押しながら仮止め→黄色を仮止め→青を仮止め→後は白い矢印の部分を適当に全て仮止め→各ネジを締めつける(なるべく対角状に締めていく)→もう一度、各ネジが緩んでないか確認して、必要なら増し締め。
という工程が楽なように思います。これでCPUを取り付けて、マザーボードをケースに組み込めました。
次の記事は『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- CPUクーラー(TRINITY)取り付け編』です。