【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- ビデオカード(SAPPHIRE HD6850)とメモリ(CORSAIR製)取り付け編(組み上がり) [コンピュータ全般]
前回の記事『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- HDDとSSD取り付け(購入したSSDのマウンタが付かない。。)編』が終わった段階で、残すところビデオカードの取り付けとメモリーの取り付けだけになりました。
というわけで、まずビデオカードの取り付けです。
購入したビデオカードは下記。
SAPPHIRE HD6850 1G GDDR5 PCI-E DL-DVI-I/SL-DVI-D/HDMI/DP 11180-00-20R
- 出版社/メーカー: SAPPHIRE
- メディア: Personal Computers
使用される方がゲームはやらないと言われるので、ミドルレンジのビデオカードでコストパフォーマンスが良さそうなのもを選ぶ事にしました。また、静かなのがよいという希望なので、雑誌で静粛性が高いという評価があったのでこれにしました。
実際のパッケージは下図。
中身は、下図。
左上奥がDVI ー D-SUB変換アダプタ、その手前がCrossFireのケーブル(ビデオカード2使わないといらない)その右隣が、プリフェラル電源コネクターから補助電源(6P)コネクタに変換するケーブル(今回使ったENERMAXの電源にすでに補助電源コネクタがあるので使いません)。
真ん中奥の女性の絵が載っているのが、ユーザー登録の手順書(日本語表記なし)。右一番奥がインストールマニュアル(ソフト用)、その手前のCDがドライバーソフト。その上にエンブレムシール。そして、一番手前がビデオカード本体となっています。
ここまで書いて思ったのですが、ハードの設置マニュアルが無い・・・と思って探したら、箱の裏に保証書がくっ付いていて、それと一緒に入っていました。こちらは日本語表記です。
それで本体を組み込みます。
上図の青で編みかけした部分にスロットカバーが始めついているので外します。その後、ビデオカードを今回購入したものならファンが下側になるように向けて(私が知る限り、どんなビデオカードでも付けられる向きは1通りしかありません)PCIex16のスロットにカチャとロックがかかる音がするまで押し込みます(こちらも、ほとんどのマザーボードがロックがかかる仕組みになっているはずです。ロックが無い物もあるのかな??)。
そして、青い編みかけの2本(今回のビデオカードは2スロット占有だったので2本です)スロットカバーを外したネジで止めます。
このビデオカードの場合は上図の赤い部分に補助電源(6P)が入ります。私が今使ってるATI Radeon HD 4970だとケースと並行に後ろに2本必要です。ビデオカードによって、補助電源が不要なものから、8P2本とかまで色々ありますが、最近の電源を購入すればビデオカードの補助電源のコネクターは合うものがついているはずです。但し、付くからと言って電源容量が足りるかは別の話です。
私の場合は、電源容量は大体このビデオカードの消費電力で決めています。おおざっぱに言うと250Wが基本にあって、ミドルレンジならそれに100W、ハイエンドなら150Wを足して、それの1. 5倍以上の物を使うようにしています。ですので、(250+100)×1.5=525なので、ちょっと余裕をみて600Wの電源というわけです。(細かい事言うと、それぞれの12Vラインとかにどれくらいの電流がながせるかとかも見るのですが・・・)
もしハイエンド2枚挿しなら (250+150×2)x2=825になるので、余裕をみて900W~1000Wのものを選ぶと思います。
それで下図が補助電源を挿したところです。
赤矢印の所に補助電源が挿してあります。
実は、これで私は「完成した~ヽ(^0^)ノ」と思ってしまいました。
次はいよいよ火入れと思ったら・・ (;゚д゚)ァ....メモリ挿してない。。。
で、購入したのは下記のメモリを2セット。
CORSAIR DDR3 1333MHz 8GB 2x240 DIMM Unbuffered 9-9-9-24 XMS3 CMX8GX3M2A1333C9
- 出版社/メーカー: CORSAIR
- メディア: Personal Computers
普通にDDR3-1333にしました。これをDDR3-1600とかにすれば、他は(マザーボードやCPU)はオーバークロック対応なのでオーバークロックすることが出来るのですが、なるべく長く使いたいので行いません。
しかし、上記を2セット(つまり合計16G)をツクモさんで購入して6千円でお釣りきました。安い~。私の古いPC(DDR2-800)のメモリを増設する方が割り高。
パッケージが下図。
裏面に保証書があるのでこの箱捨てられない。切り取ればいいのかな??
そして中身は下記。
これ、何も考えずに並べて撮影してしまった為、どれとどれがセットだったか分らなくなってしまいました。
そこでロット番号を見たら、番号が近い物(下2桁だけ違うもの)で2組になったので、これがセットだろうということで、このセットでデュアルチャネルになるように差し込みました。
メモリを挿しこむには、メモリの両脇に付いている両方のレバーを倒します。そしてマザーボード側のメモリーの端子が接触する部分の1ヶ所に出っ張りがあります。そこにメモリ側の端子の並びの1ヶ所がへこんでいるのでそこが一致する向きで差し込みます。このメモリの場合、上図の縦の青いラインの延長上にへこみがあります。(図をクリックして大きくしてよく見ると分ります。)
あとは、メモリの両端の部分を押さえて行って、カチッと音がしてロックするまで入れます。メモリの両端にロックする部分があるのでカチッという音は1枚さすのに2回なるはずです。(上手く入ると同時になってしまいますが・・) これを4枚繰り返します。
デュアルチャネルで動作させる為には差し込む位置がきめられているのでマザーボードのマニュアルをよく読んで下さい。親切なマザーボードだと同じ色のメモリ端子の所に差し込めばよいはずです。(細かく写真撮っておけばよかった・・)
これで、組み上がり。「今度こそヽ(^0^)ノわーい」
といっても、組み立て上がっただけで、動作するかはまだです。
ここまで記述しておいて言うのも何なんですが、普通は仮組(簡単に部品の取り外しが出来る状態)で動作チェックをしてから完成形で組むのがセオリーです。そうでないと、万が一、初期不良などで動作しない時に問題点の切り分けが大変だからです。
このように一挙に完成形に組んでいくのは邪道です。 ですので、普通は仮組して動作チェックをしてから、ケーブルを整理したり、フロントパネルをきちんとはめたりします。
いよいよ次回は火入れです。
【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- HDDとSSD取り付け(購入したSSDのマウンタが付かない。。)編 [コンピュータ全般]
前回の記事『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- 電源(ENERMAX PRO 87+)取付けと主要部配線編』でほぼ面倒なところは終わって、後はハードディスク(以下、HDD)、SSD、ビデオカード、メモリを付ければ終わりです。
そして今回はHDDとSSDの取り付け作業の記事です。ひと波乱ありました。
まずHDDの方ですが下記を購入しました。
日立 HGST 3.5inch 7200rpm 2.0TB 64MB SATA 6.0Gbps 0S03191
- 出版社/メーカー: 日立グローバルストレージテクノロジーズ
- メディア: Personal Computers
※私はAMAZONの出品で購入しましたが、現在2011/12/7時点でAMAZONの出品はされていない状態です。
中身は下図。といっても、ただのHDD。
そしてこれを下記のケースに取り付けるわけですが、ネジのいらない仕組みになっています。(購入時に幾つかケースを調べてみましたが、私が購入検討したものはネジのいらないタイプばかりでした。)
CoolerMaster Silencio 550 ATX /MicroATX ミドルタワー静音タイプ 型番:RC-550-KKN1-JP
- 出版社/メーカー: Coolermaster
- メディア: Personal Computers
それで、具体的にはどのように付けるかというと、まず下図がHDDを横から見た写真です。
※上図は実際に付けた物ではなく、説明用のHDDです。
上図の赤い矢印の所にネジが止められるようになっています。反対側も同様です。
そしてケース付属の取り付け用金具が下図です。
両方同じものですが、表面と裏面です。右側の方の赤い矢印がある部分がピンのように出っ張ってます。
上図の赤矢印のピンの部分を下図のようにしてHDDのネジ部分に合わせます。
これを両側に下図のようにはめます。
これをケースの3.5インチベイに滑らせるようにして、はめ込みます。
上図を見ると、HDDのコネクター部分はこちらには無くて、バックパネル側になります。HDD自体は逆向きに取り付けることも可能ですが、電源コネクタがケースの外まで出てしまいます。(上図はSSDもはめ込んだ状態になっています。)
次にSSDです。
購入したSSDは下記です。
シー・エフ・デー販売 6Gbps対応 2.5inch SSD MicronC-400採用 64GB CSSD-S6M64NM4Q
- 出版社/メーカー: シー・エフ・デー販売
- メディア: Personal Computers
実際の中身は・・下記と3.5インチのマウンタが入っていました。
それでこれを取り付けるのに下記の3.5インチマウンターを購入していました。
アイネックス SSD/HDD変換マウンタ 2台用 HDM-11
- 出版社/メーカー: AINEX
- メディア: Personal Computers
ケース本体にもマウンターがあったし、SSDにもマウンターが付いてきたので必要は無かったのですが、私自身が付いているかよく調べなかったので、もし無かったらいけないと思って買っていました。
マウンター自体は3つもある事になるのですが、ケース付属のはプラスチックで、SSDに付いてきたのはスチールの物でどちらもいまいちでした。それに対して上記製品はアルミでしっかりしていて、製品の質が数ランク上といった感じでした。
そこで、上記製品を使おうとおもったら・・・
長さは足りないし、赤矢印の部分に一致する穴があるのですが入りません。
(・・∂) アレ? なぜ??
調べてみたら、まず上図の赤色の矢印の部分が入らない理由が分りました。下図はパッケージの裏なのですが注意書きの所に、「ベイ固定用ネジはミリネジです」と書いてあります。
PCの自作経験がある方はご存知とおもいますが、下図の左赤枠がミリネジで、右青枠がインチネジです。
赤枠内のネジはミリネジで主にフロッピーディスクドライブやDVDドライブなどを止めます。3mm径です。それに対して青枠はインチネジで青枠内の一番左側がHDDを止めるネジで、真ん中がマザーボードや電源を止めるネジとなっています。こちらは約3.5mm径です。よく見ると、ネジの切ってあるピッチが違うのがわかると思います。
それより問題なのは、ネジの太さがインチネジの方が太いと言う事です。それで、下図の赤矢印の部分のピンの太さがインチネジには通るけどミリネジには通らない太さになっているため、はまらないわけです。
赤い矢印の部分のマウンター側の穴をドリルで大きくして、マウンター側の黄色と緑色の取り付け器具の矢印の部分の穴が一致しているので、M3-10mmのネジを買ってくれば取り付けられそうですが・・・
しかたないので、ケース付属の下図のマウンターを使いました。
これにSSDを載せた状態が下図。
あとは3.5インチベイに取り付けるだけです。(これは簡単)
そして配線です。マザーボード付属のSATAケーブルを使おうと思ったら50cmもあって邪魔だし、両方下向きが良かったのに1つはDVDでつかうので、結局購入していた下図の右2つの30cmのものを使いました。(無駄になったかと思ったら、役にたった・・)
マザーボード側は下図です。
※写真を取り忘れて、組み上がったあとで取っています。
白いコネクタ部分が2段になっていてZ68チップセットがコントロールしているSATA3.0コネクタで、そこに接続しています。
下図はバックパネル側からHDDとSSDのコネクタ部分を撮った写真です。
これでHDDとSSDが付きました。
ついでにDVDドライブとHDDドックの配線もしておきました。
こちらは、マザーボードに付属してきたSATAケーブルを使用しました。これで、デバイス類には電源ケーブルとSATAケーブルが接続出来た事になります。
次回は、ビデオカード取り付けとメモリー取り付け『【自作PC】静音&品質重視型スタンダードパソコン組み立て -- ビデオカード(SAPPHIRE HD6850)とメモリ(CORSAIR製)取り付け編(組み上がり)』です。これが終われば組み立て完成。