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【Ubuntu 12.04 alpha 2】ログイン画面のパスワード入力エリアが狭すぎる --- GTK-3の仕様が変わったようで、テーマがエラー出しまくり [ubuntu]

---- 2012/2/9 追記 ----

2012/2/9に日付が変わる頃に、本記事の問題は修正されています。

下記はlight-themeに報告されたバグです。

https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/light-themes/+bug/928712

修正はまずlight-theme で、下記のバージョン0.1.8.28がリリースされています。(この後、すぐに0.1.8.28-1がリリースされています。)

https://launchpad.net/ubuntu/+source/light-themes/0.1.8.28

上記リンクのdiffを見ると分かりますが、本記事に記述したようにスタイルシートのサイズ値にpxの単位をつけています。

それと、下記のgtk-3のunicoエンジン(gtk3-engines-unico) 1.0.1が出ています。

https://launchpad.net/ubuntu/+source/gtk3-engines-unico/1.0.1-0ubuntu2

本記事に記述した私の予想は外れ、gtk-3のunicoエンジンが原因でボタンの角の丸みやエントリーの高さが表示されなかったようです。ちなみに、本記事で触れた2つ目のワーニングは消えずに沢山でます。

結局、テーマ製作者さんはpxの単位をつける作業があるようです。

それと、unity-greeterのパスワードを入れる欄がある程度は戻ったとはいえ、以前より明らかに入力欄の高さが低いです。こちらもlight-themeのdiffを見ると分かりますが、Ambianceのテーマにunity-greeter.cssというのが増えていて、これによって変更になっています。

---- 2012/2/9 追記終わり ----

昨日(2012/2/7)にUbuntu 12.04 (Precise) alpha 2をアップデートしたら、ログイン画面(Lightdmのunity-greeter)のパスワード入力エリアが凄く狭くなりました。この時に、gtk-3が3.3.14に上がりました。

SS-gtk-3314-001.JPG

それで、バグ報告があるか確認したら下記でした。

https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/unity-greeter/+bug/921492

ただ、恐らくunity-greeterだけの問題ではないように思います。最終的には、unity-greeterも修正が入るかもしれませんが・・・

というのは、gnome-tweak-toolを端末から起動すると、下記のようなワーニングが沢山でます。

SS-gtk-3314-002.JPG

下記の3つのパターンの行がそれぞれ数十行づつでます。

Gtk-WARNING **: Theme parsing error: gtk-widgets.css:57:19: Not using units is deprecated. Assuming 'px'.

Gtk-WARNING **: gtk_widget_size_allocate(): attempt to allocate widget with width -1 and height 19

Gtk-CRITICAL **: gtk_widget_get_preferred_height_for_width: assertion `width >= 0' failed

というワーニングです。それで、始めのパターンの

Gtk-WARNING **: Theme parsing error: gtk-widgets.css:57:19: Not using units is deprecated. Assuming 'px'.

ですが、これはgtk-3の仕様変更ではないかと思います。

いままで、gtk-3のテーマファイル(gkt-widget.cssとか)の記述の中で、

border-width : 5;

padding : 2;

などの記述がされていました。これは本来、

border-width : 5px;

padding : 2px;

の単位であるpx(pxとは限りませんが・・実際にはほとんどpxです。)を省略したものです。このpxが省略できなくなったようです。ただ、border-width: 0;の場合のように値が0の場合のみワーニングが出ません。なので、下記はワーニングがでません。

border-width : 0 4px 0 1px;

border-radius: 0;

ただし、ワーニングが出ないだけで正しく動いているのは確認しきれませんでした。

実際に全てワーニングを取り除いても、下図のアップデートマネージャーのボタンに注目してもらえれば分るようにボタンの角が丸みを帯びていません。それに、ボタンの高さや幅も以前より文字列の高さや幅ぎりぎりになってしまっています。paddingが効いていない様な感じです。

SS-gtk-3314-004.JPG

これは、推測でしかありませんが、次のワーニングが影響しているのではないかと考えています。

Gtk-WARNING **: gtk_widget_size_allocate(): attempt to allocate widget with width -1 and height 19

私の記憶が間違っていなければ、上記ワーニングは以前は出ていなかったのですが今回出るようになったように思います。

エラー内容をだしているのがwidgetのサイズ割り付け関数なので、上手くサイズが設定できていないのではと思っています。その為、ボタンとか一部の部品が正しいサイズになっていないのではないかと思います。

これはgtk-3のバグなのか、テーマが記述してあるスタイルシートに新たに記述する必要がある項目が出てきたのか、アプリのgtk-3関数コール時の問題なのかよくわかりません。(ただ、アプリが対処必要となると大変な事になります。)

最後のワーニング(下記)に関しては、

Gtk-CRITICAL **: gtk_widget_get_preferred_height_for_width: assertion `width >= 0' failed  

以前から(Ubuntu 11.10の時から)出ていてあまり関係ないと思います。ただ、そろそろ直して欲しいな~

ちなみに、立ち上がったgnome-tweak-toolのスクリーンショットが下記です。

SS-gtk-3314-003.JPG

背景は真っ暗だし、プルダウンメニューやスイッチは丸みが無くて角ばってるし、プルダウンメニューの位置が右に寄りすぎだし、検索欄は文字の高さぎりぎりしかないし・・・なんか、滅茶苦茶です。

とにかく、位置、幅、高さなどのサイズの設定が上手くいっていないのは確かだと思います。

私の場合は「大変だ~」と言うだけで済みますが、テーマ作成者の皆さんはgtk-3 version 3.3.xになってから苦労されていると思います。

 

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    古い内蔵IDEのハードディスクがあるので、
    こういうのに入れたらすっきりするのかな~
    とは思っているのですが・・・
    でも手持ちの内蔵HDD(IDE)は容量が小さいの
    ばかりなので、購入を躊躇しています。
    実は私、玄人志向の製品、購入したことない・・・


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