【Ubuntu 12.04 alpha 2】WordPress 3.3.1をローカルサーバーにインストール -- メモ [ubuntu]
前回の記事『【Ubuntu 12.04 alpha 2】PHP5-FPM (PHP5 FastCGI Process Manager) + Apache2-MPM + MySQL (LAMP) 環境構築 -- メモ』の余談のところで、WordPressをインストールしたと記述しました。
やはり、わすれそうなのでインストール方法をメモしておきます。
使用WordPress Version 3.3.1
なお、本インストールは 『【Ubuntu 12.04 alpha 2】PHP5-FPM (PHP5 FastCGI Process Manager) + Apache2-MPM + MySQL (LAMP) 環境構築 -- メモ』で構築したサーバーに入れています。
<インストール方法 >
1) WordPressのダウンロード
にアクセスしてWordPressをダウンロードします。
ダウンロードしたら端末からunzipコマンドでもfile-rollerでもよいので展開しておきます。
2) MySQLのデータベースとユーザの作成
にアクセスして、rootでログインします。
上部の[データベース]タブを押して、「新規データベースを作成する」の所で"wordpress"とか"wpdb"とかわかりやすい名前でデータベース名を入れます。
そしたら右側の「作成」ボタンを押します。
そうすると下図の画面になって、一覧の中に先ほど入れたデータベース名が増えているので、その行の「特権をチェックする」を押します。
次の画面になるはずですので、下図のように「新しいユーザーを追加する」を押します。
そうするとユーザー情報の入力欄になるはずですので、ユーザー名、ホスト名、パスワードを入れます。
ユーザ名、パスワードは自分で好きなものに設定してください。ホスト名ですが、今回は同じホスト上で動かしているので、localhostとなります。上図の例では、wordpressというユーザ名で作成しています。
なお。ユーザ専用データベースの項目は一番したの「データベース”xxxxxx"への全ての権限を与える」にチェックが入っていることを確認しておいてください。※ xxxxxxの部分は、初めに設定したデータベース名になります。
ここまで入れたら、ブラウザを一番下までスクロールして「実行する」ボタンを押します。
これでデータベースとユーザ名、パスワードは設定出来ました。
もし、この項目を端末からコマンドラインで行うなら、
mysql -u root -p
ここでパスワードが求められます。そしてプロンプトが「 mysql>」に変わります。そしたら、
CREATE DATABESE wordpress;
GRANT ALL ON wordpress.* TO 'wordpress'@'localhost' IDENTIFIED BY 'password';
quit
です。データベースの操作コマンドは全て大文字ですので注意してください。
ここで、作成したデータベース名、ユーザ名、パスワードは後で使用しますので覚えておいてください。
3) WordPressをドキュメントルートの下に持っていく
下記のコマンドで、apache2のドキュメントルートに行ってください。
cd /var/www
※ドキュメントルートの設定を変えている方は違います。設定したドキュメントルートに行ってください。
sudo cp -R /* WordPressのダウンロードしたディレクトリパス/wordpress .
このままでもよいのですが、このままだとWordPressにアクセスするアドレスが http://localhost/wordpress/ となります。
そこで、例えば下記のようにします。
sudo mv wordpress blog
すると、ブラウザでアクセスするアドレスが http://localhost/blog/ になります。本記事では、この作業は変えずに説明します。以降の説明ではアドレスを読み替えてください。
4) WordPressの設定
ブラウザで http://localhost/wordpress/ にアクセスします。
始めてアクセスすると下図が出るはずです。
上図の設定ファイルを作成するを押して、その次のページも1つしか押すところが無いはずですので押します。すると下図になります。
ここで2)で設定した、データベース名、ユーザ名、パスワード(上図はデタラメ)、ホスト名(localhost)を入れます。
そして「作成する」を押します。
次は、wordpressの入っているディレクトリのパーミッションによるのですが、下図が出るはずです。
まだ、「インストール実行」は押さないで、上図の青い部分をコピーしておきます。(スクロールして上図のスクリーンショットの数倍の長さがあります。)
そしたら、下記のコマンドを入力して編集します。
sudo vi /var/www/wordpress/wp-config.php
開いたファイルは空のはずですので、上図のコピーしたのをそのままペーストしてセーブします。
セーブし終わったら、上図の「インストール実行」を押します。
6) ブログ用のユーザ名とパスワードなどの設定
上記は見れば分かると思いますのでほとんど省略です。サイトのタイトルがブログのタイトルになります。あとは、ユーザ名、パスワード、メールアドレス、プライバシーを設定します。
そして「WordPressをインストール」を押します。すると、下図が出ます。(スクリーンショット撮り忘れで別のユーザ名のスクリーンショットになっています。)
7) ログイン
後は再び、 http://localhost/wordpress/ にアクセスすると、下図がでるので先ほど登録したユーザ名、パスワードを入れます。
MySQLで設定した方ではなくて、6)で設定したユーザ名とパスワードです。
ログインすると、下図のような画面になります。(こちらもスクリーンショット撮り忘れで別のユーザ名になってます。)ただ、ひょっとしたら、いきなりブログのページになるかもしれません。その時は上部右側の「こんにちわ」の隣のユーザ名をクリックすると、下図になるはずです。
以上です。
手順通り、ユーザ名とかを間違えないでやれば問題ないと思います。(途中で、入力ミスしてデータベースと接続出来なかった私・・・原因探すのに時間かけてしまった。)
←WordPressデザインブック
この本は近くの書店にあったので
少し中をパラパラと見てみました。
これにはインストール方法とかは
ほとんど乗っていなくて、あくまでデザインの本です。
インストール方法は1つ前の記事の一番したの広告の
本に乗ってると書いてありました。
どの程度書いてあるかは分からないけど・・・
【Ubuntu 12.04 alpha 2】PHP5-FPM (PHP5 FastCGI Process Manager) + Apache2-MPM + MySQL (LAMP) 環境構築 -- メモ [ubuntu]
この記事はメモです。
ひょっとしたらLAMP環境が必要になるかもしれないので、たまたま見つけた記事を試してみました。
元ネタ:
http://www.howtoforge.com/using-php5-fpm-with-apache2-on-ubuntu-11.10
上記記事はUbuntu 11.10(oneiric)ですが、私はUbuntu 12.04(precise) alpha 2でやってみました。
また、ローカル環境での試験の為ですので、セキュリティは考慮していません。
各バージョンは次の通り。
OS: Ubuntu 12.04 alpha 2 3.2.0-15-generic-pae
httpサーバ: apache2-mpm-worker 2.2.21-5ubuntu1
php5 : 5.3.8.0-1ubuntu3
Mysql : 5.5.17-4ubuntu6
インストール方法は上記リンクとまったく同じです。 見つけられなくなると困るので、要点を抜き出しておきます。
< インストール方法 >
※基本的に記述したコマンドは端末(ターミナル)から入力してください。
1) SQLサーバーインストール
sudo apt-get install mysql-server mysql-client
この時にmysqlの管理パスワードを聞かれるので、入力する。
2) Apache2インストール
sudo apt-get install apache2-mpm-worker
インストールが終わったら、http://localhost/ と入力してApacheが動いている事を確認する。
Apache2の設定ですが、モジュールを追加する場合は/etc/apache2/mods-availableの中のモジュール.confとモジュール.loadを/etc/apache2/mods-enabledのディレクトリにシンボリックリンクを張ります。例えばuserdirを有効にしたければ、
cd /etc/apache2/mods-enabled
sudo ln -s ../mods-available/userdir.* .
上記コマンドでuserdir.loadとuserdir.confがシンボリックリンクされます。userdir.loadはモジュールのロード記述です。そして、userdir.confがuserdirに燗する設定なので、このファイルを編集すればOK。
Apache2.confやhttpd.confの記述を変更することは無いです。(これらのファイルを編集するような記述が書いてあるサイトはApache2のバージョンが違います。)
Apache2の設定を変更した場合などにリスタートが必要になりますが、リスタートは下記のコマンドです。
sudo service apache2 restart
3) PHP5 インストール
sudo apt-get install libapache2-mod-fastcgi php5-fpm php5
sudo vi /etc/init.d/php5-fpm #バグフィックスのため
編集画面がでたら、下記を書き換えてセーブします。
do_reload() {
#
# If the daemon can reload its configuration without
# restarting (for example, when it is sent a SIGHUP),
# then implement that here.
#
#start-stop-daemon --stop --signal 1 --quiet --pidfile $PIDFILE --name $NAME
start-stop-daemon --stop --signal 12 --quiet --pidfile $PIDFILE --name $NAME
return 0
青字のところがあるはずですので、これを赤字に書き直します。(上記の青字はコメントアウトしてあります。)
セーブしたら下記のコマンドを入力していきます。
sudo a2enmod actions fastcgi alias
sudo service apache2 restart
4) Apache2の設定
sudo vi /etc/apache2/sites-available/default
でデフォルトの設定ファイルを編集します。
<VirtualHost>から</VirtualHost>の間に下記の記述を挿入します。
<IfModule mod_fastcgi.c>
AddHandler php5-fcgi .php
Action php5-fcgi /php5-fcgi
Alias /php5-fcgi /usr/lib/cgi-bin/php5-fcgi
FastCgiExternalServer /usr/lib/cgi-bin/php5-fcgi -host 127.0.0.1:9000 -pass-header Authorization
</IfModule>
記述し終わったらセーブしてApache2をリスタートします。
上記の/usr/lib/cgi-bin/php5-fcgiのファイルはソケットファイルみたいなものですので、同じファイルやディレクトリを作成しないようにします。"FastCgiExternalServer"はfastCGIの設定です。
次に下記でまた編集します。
sudo vi /var/www/info.php
今度は空ファイルのはずですので下記を記述してセーブします。
<?php
phpinfo();
?>
そしたら、ブラウザを起動して下記のアドレスにアクセスします。
上図のように表示されればOK。(Additional .ini files parsedの欄は次の項目を行った後にスクリーンショットを取ったので、実際はこれほどありません。また、スクリーンショットのアドレスが記事のものと違いますが、直接IPアドレスを入れているだけです。)
5) SQLをサポートするためのPHP5モジュールの追加
sudo apt-get install php5-mysql php5-curl php5-gd php5-intl php-pear php5-imagick php5-imap php5-mcrypt php5-memcache php5-ming php5-ps php5-pspell php5-recode php5-snmp php5-sqlite php5-tidy php5-xmlrpc php5-xsl
※モジュールが多すぎて、本当に必要なのはどれか確認しませんでした。
インストールされたら下記のコマンドでphp5-fpmのリロードをします。
sudo service php5-fpm reload
もう一度 http://localhost/info.php にアクセスすると(リロードでも可)、下図のようにmysqlとかの欄が増えているはずです。
6) phpmyadminのインストール
sudo apt-get install phpmyadmin
インストール時に2つほど質問されるはずですので、dbconfig-commonを利用するか?という質問には「NO」、再構築するWeb serverを聞かれたら、「Apache2」を選択します。
※Apache2のインストール時もそうですが、インストール時にインストールスクリプトがwhiptailというコマンドを呼んでいます。ところがこのコマンドが/binの中にあるのに、/usr/bin/whiptailを呼んでいるために起動しません。シンボリックリンクを張ってあげると解消しますが、インストール時のインターフェースが変わります。
phpmyadminのインストールが終わったら、下記にアクセスアクセスします。
すると下図の画面が出るはずです。
ここで、ユーザ名を「root」、パスワードを1)でMySQLをインストールしたときに設定したものを入れます。※「クッキーを有効にして下さい」の表示は、ブラウザでクッキーを有効にしていても出てしまいました。
無事ログイン出来ると下図。
7) PHP-FPMをTCP経由からソケットへ変更
この作業は、デフォルトではネットワークを使っていないのにPHP-FPMにデータを渡す為にTCPでループバックをかけています。 このオーバーヘッドを無くすために、ソケットを利用します。
sudo vi /etc/php5/fpm/pool.d/www.conf
これでlistenと言う下記の青字の記述を探して、下記のように書き換えます。
;listen = 127.0.0.1:9000
listen = /tmp/php5-fpm.sock
青字はコメントアウトされて、赤字の所を追加しています。
書き終えたら、セーブして下記でphp5-fpmをリロードします。
sudo service php5-fpm reload
次にApache2の設定を書き直します。
sudo vi /etc/apache2/sites-available/default
で下記の赤字の所を書き直します。
<IfModule mod_fastcgi.c>
AddHandler php5-fcgi .php
Action php5-fcgi /php5-fcgi
Alias /php5-fcgi /usr/lib/cgi-bin/php5-fcgi
FastCgiExternalServer /usr/lib/cgi-bin/php5-fcgi -socket /tmp/php5-fpm.sock -pass-header Authorization
</IfModule>
書き終えたら、セーブしてApache2をリスタートします。(php5-fpm.sockのファイル名に関しては、php5-fpmとApache2に設定したファイル名が一致していればOKなはずです。例外はあるかも・・・)
sudo service apache2 restart
もう一度、 http://localhost/info.php や http://localhost/phpmyadmin/ にアクセスしてちゃんと動けばOKです。
以上です。
< 余談 >
実はこの後、WordPress 3.3.1を入れました。なんか動いているみたい・・・
そのうち、インストール方法の記事とか書くかも。。。
← WordPressレッスンブック
WordPressを使うことになったら
これか、WordPressデザインブックを買うと思う。
両方とも必要かな~
ちなみに、自分のブログの為では無いです。
なので、このブログがお引越しするわけではないです。