ヨットレース(宇和島パールカップ 2011)に出れなかった・・・ [日記]
2011年5月1日に、宇和島パールカップというヨットレースがありました。私も出る予定だったのですが、宇和島までヨットを回航できず、不参加となってしまいました。今回が宇和島3回目のはずでしたが、残念です。
それに、新品のセール(帆のこと)で臨むレースだったのに・・・
4月30日の午前5時に、山口県の周南から愛媛県の宇和島に向けて出港しました。
出港時も、結構、風の強い状態でした。そんな中で、出港直後、私はフェンダー(停泊中に船と岸との間に挟むクッションみたいなもの)を片づけたり、ヨットの計器の設定(具体的には水深の警報設定)がおかしかったので、船内(キャビン)でマニュアルを読んだりしていたら、すぐに船酔いをしてしまいました。
回航は3人で行ったのですが、私が一番素人。なので、出港して30分もしないうちに、船内で横になることにしました。
前日、運の悪い事に頭痛があってほとんど寝ていなかった為か、酷い揺れの中あっという間に就寝。(-_-)゜zzz -・・・
途中、気持ち悪くなって起きてトイレに行ったりしたのですが、便座にすわっていると宙に一瞬浮く状態に見舞われるほど揺れてました。
一度、寝ていたら船内にいるはずなのに顔に水がかかったので、驚いて起きてしまいました。なんと、マストの前にバウハッチという扉があるのですが、そのハッチが一瞬開いてそこから海水が入ってきたようです。
その後も、私は気持ち悪さと眠気とでほとんど寝てました。時々、目が覚めた時に私以外のクルーはだんだん濡れて、最後はびしょびしょ。
やっと目が覚めて、これから動けそうと思った頃に、「( 」゚Д゚)」オーイ!、フェンダーだして」と言われ、知らない港に入港していました。「ここどこですか?」と聞いたら、「佐賀関」との答え。私、9時間寝てました。(4時間ぐらいの予定だったのに・・)
なんでも、あまりに南風が強くて九州と四国が一番近づいた場所である「速吸瀬戸」を越えるのが難しいとのこと。
色々、私が寝ていた時の事を聞いたら、40ノットの風(約風速20m/s)がしょっちゅうだったらしい。その上、何度か船の上を波が通り過ぎて行って、クルーの一人が海水を飲んでしまったと言ってました。
それで、波を受けた時に流される危険もあるということで、下図のようなハーネスを付ける事にしたそうです。(実際は下図とは全然別物です。工事現場で使うようなやつでした。)
ゴープロオプションパーツ チェストマウントハーネス WGCHM30
- 出版社/メーカー: イーグルアイ
- メディア: その他
確かに2つあったのですが、その時は探しても見つからず、ロープを体に結んでしのいだそうです。(私は寝ていたので、よくわかりませんが。。)
起きてみたら、船の上に何やら黒いロープが・・・
「何だこれ??(・_・")?」と思っていたら、私が寝ている間にバックステーが切れたとのこと。。
バックステーとは、マストの頂上とヨットの一番後ろを結んでいるステー。なくても、マストが倒れることは無いのですが・・・なんとなく不安。 正確にはバックステーのマスト側の結び目がほどけていました。一昨日、バックステーを取り替えたばかりで、まだきちっとしまってなかったみたいです。
その後、当日から参加するオーナーとかと電話やメールで連絡とりながら、みんなで相談。
船は31feetで、エンジンはヤンマーの1GM (9馬力前後)、その上向かい風。(-_-)ウーム
南から北に潮が流れている時間に出ていけば、強い向かい風&酷い波&潮の流れ(4ノット以上)です。 それに対して、船は無風で波が無い状態で最高6.5ノット(時速約12km)ですので、多分、前に進めません。
というわけで、潮が北から南に流れる時間(約10時間)待って、もう一度チャンスを狙ったのですが、その計画だと順調に行って着いたらすぐにレースという状況になりました。
でも、風は収まる気配が無く、全くダメ。バックステーも切れているので、なんとなく不安。
とうとう、レース当日の午前1時くらいにオーナーやベテランの方が不参加の決定をしました。
帰りは朝7時頃、佐賀関の港を出て、帰港したのは午後4時くらい。帰りは、私はずっと起きていました。
まだ、結構波のある状態で、後ろから来る波に上手くヨットをのせて、対水9ノット( 約時速16km)を記録しました。普通なら、9ノットも出たら船がかなり不安定になって驚くのですが、行きが酷かったのでそれほど不安定という感じはしませんでした。
それで、あと1時間半くらいという所で、風もまた強くなり、あたり一面藻やゴミが固まりになって浮いていて、避けながらの航海。あと30分くらい走れば帰港という所で、とうとうプロペラに何か巻きついたみたいで急に進めなくなりました。
出ても2ノット(約時速3.5km)、歩くのと同じ。風が強いので、岸にぶつからないか心配でしたが、何度か前進とバックを繰り返していたら、4ノットはでるようになりました。
それで、何とか帰港。ヨットを上げたら、、スクリューに見事に藻がからんでいました。
35時間ぶりに陸に上がって、陸が揺れる。
そして、帰港した日は普通に過ごしたのですが、一晩寝て起きたら、
体中が痛い。。( ´-`)チュンチュン 2日たってもまだ痛いです。
←偏光サングラス
海は照り返しが強いので偏光サングラスが欲しい。
これ、ゴーグルタイプでヨットに向いてるかも・・
ただ、私は眼鏡をかけてるので、無理。
偏光の度付き眼鏡の場合、レンズだけで
1万7千といわれたので、悩む・・
お疲れさまでした。今年の4月末の天気予報は微妙な状況でしたので開催そのものを心配していましたがレース海域は南側の半島の影響で大した事もなかったのでしょうか。無事に実施されたとの事で先ずはめでたし、めでたしとしましょう。
私のヨット『DAWN-暁』もパールカップでのレースはラストクォーターの常連ですがパーティの枯れ木役として毎年愉しんでいたのですが、今年はやむを得ない事情で参加出来ませんのでした。次回には是非お会いしたいものです。
ところで偏光サングラスの件ですが、オーバーサングラスと称する優れものがあります。普通のサイズより少しばかり大きめですが眼鏡の上に其の使用出来ます。降雨時の眼鏡ワイパー?不要にもなり大変重宝しています。お試しをされたら如何。
by DAWN-暁 CREW (2011-05-04 07:57)
☆DAWN-暁 CREWさん☆
周南に帰港中に、レースに出られた方からの報告では、最後は風が無くなったそうです。
私も、宇和島のパーティーはいつも景品を狙って楽しいんでいます。今回こそ、真珠をと思ったのですが・・・
偏光サングラスの件、貴重な情報ありがとうございます。今度、探してみたいと思います。
来年は、お会いした時はレースでもパーティーでも宜しくお願いします。
ブルーノートIV CREW より。
by あんきょ (2011-05-04 19:47)
冒険に満ちた回航に参加できず残念でしたが、詳しく書かれてあって臨場感がありました。ご本人が寝ていらしても、、(笑)。
そのお陰で、ちょっと気が済みました。
次の大分のレース、又お手数掛けると思いますが、よろしくお願いします。
by reiko (2011-05-21 13:27)
☆reikoさん☆
いや~ 風速20m/sで寝るなんて自分でもびっくりです。
( ;^^)ヘ..
この次の大分は頑張りましょう!!雨降らないといいですね。(暑いのもいやだけど・・)
by あんきょ (2011-05-23 23:14)
宇和島レースがんばりましょう、我々はAM5:30出航します。
by ピーターストーム ち (2012-05-01 21:24)
☆ピーターストーム ち 様☆
はい!
私達は、それより30分ばかり早い5:00の出港を予定しています。
今回は同型艇が沢山でるので、クルーのみんな張り切ってます。
by あんきょ (2012-05-02 00:33)