【Ubuntu】Catalyst (fglrx)ドライバーを利用して、ATI(AMD)グラフィックカードのファンスピードを変更する [ubuntu]
今までUbuntuを利用していて、私が一番困った問題の1つにGPUの温度がありました。夏場は特に高温(80°Cくらい)になって、それが元でマザーボードまで熱くなってしまって困っていました。
WindowsならCatalyst Control CenterからGPUのファンスピードを変更して温度が下げられるのですが、Ubuntu(Linux)では今まで方法が見つけられませんでした。(調べ方が悪かったのかも・・・)
それで、やっと見つけることが出来ました。下記のページです。
http://hashcat.net/wiki/changing_fan_speed_of_ati_under_linux
上記ページは設定の方が書いてありますが、まずは、前提条件としてfglrxが入っていることです。
参考: 『【Ubuntu 12.04 beta 1】AMD(ATI) fglrx 8.96がリポジトリからインストール可能になりました。』
上記ページには詳しく書いてありませんが、下記のコマンドでスピード(パーセント表示)を表示してくれます。
$ export DISPLAY=:0
$ aticonfig --pplib-cmd "get fanspeed 0"
初めの export DISPLAY=:0 はグラフィックカードの番号で、2枚刺しをしている方で2枚めを調べたい場合は、export DISPLAY=:0.1と最初に入力すればよいみたいです。(未検証)
それで、上記の記事にShell Scriptとあります。それで、簡単に使えるようにスクリプト化できます。ただし、このスクリプトを利用できるのは1枚めのグラフィックカードのみです。
例えば、/usr/local/binに作成する場合、(このコマンドはどのユーザーでも使う可能性があるので、今回は/usr/local/binに作成しました。)
cd /usr/local/bin
sudo vi atifan #エディターはお好きなのを・・・
ここで、上記リンクの中のShell Scriptの記述をコピーしてエディターの中にペーストしてセーブします。
sudo chmod +x atifan
これで、使えるようになりました。
<使い方>
ファンスピードの情報を取得する。
atifan get
ファンスピードを設定する。
atifan set 35
35という数字がスピードで、ファンの最大スピードに対する割合をパーセントで示した値を設定します。つまり35と設定したら、最大スピードの35%の早さになります。
< 運用 >
毎回このコマンドを入力するのは面倒なので、下図のように自動起動するアプリケーションに登録するのがよいと思います。
< 動かしてみて >
Ubuntu 12.04(precise) Beta 1に入れて試してみました。
まず初めに通常なら下図のような温度になってしまいます。ハードウエアモニター(Conky)のスクリーンショットです。
それで、atifan set 35で動かしてみます。
初めの温度が1つ前のスクリーンショットより低いのは、atifan set 35のコマンドを打ってから少ししてからatifan getのコマンドを入力したためです。かなり温度が下がっているのが分かると思います。
それで、Conkyの方をみると下図です。
さらにちょっと下がっていますが、system温度(マザーボードの温度)も5度ほど下がっています。
これくらいの温度なら、許せる範囲です。
ちなみにこのハードウエアモニター(Conky)は下図で、
1つ前の記事『【Ubuntu 12.04 beta 1】ハードウエアモニター(Conky)をUbuntu 12.04に入れてみました。(その2) -- ATI RadeonのGPU温度追加』のものです。
Conkyの設定していて、その関連で何気なくATIのファンスピードを調節できないか調べたら、やり方が見つかったわけです。
これで、夏場に思う存分Ubuntuが使えます。(´▽`) ホッ
←LED蛍光灯(スターター式20型用)
LEDの直管型の蛍光灯があったなんて
知らなかった。
この蛍光灯はスターター式(グローキューを使うやつ)専用の
ようで、インバーター式とかには使えないみたいです。
それと、アマゾンの評価をよんでいると「チラつき」があるようです。
どの程度かはまったく分かりません。
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