【Win8】 LaTeXによる数学テスト問題作成 (schlmath) [windows]
LaTeXでテスト問題を作る環境のメモです。
そもそも、テスト問題を作るにLaTeXでなくてwordでもよいのではとお思いでしょう。
下記がwordで書いた数式、
下記がLaTeXで書いた数式、
ほとんど変わりません。
というわけで、特にLaTeXでテスト問題を作る必要はないです。wordで作る方が楽という方はwordを使えば良いと思います。
私の場合はwordもTeXも使いますが、その時に使いやすだろうと思った方を使います。今回はLaTeXです。
もしLaTeXで作成するなら、LaTeXの環境を作成する必要があります。(LaTeXが初めての方は結構大変だと思います。)
参考:『【Win8】 LaTex (pLaTex) を Windows8 にインストール ---- 一応うまく行ったみたい...』
上記はかなり大雑把に記述してあります。それと、LaTeXを作成するにはエディタが必要ですが、私は前回の記事で記述したTeXlipseをインストールしています。
参考:『【Win8】 TeXlipse (eclipseでLaTexを作成するためのプラグイン) インストール』
これで、LaTeXで数学のテスト問題を作れないことはないのですが、便利なスタイルがありました。schlmathです。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/mi_kana/schlmath/math.html
上記サイトからschlmathをダウンロードしてインストールします。
インストールは展開したファイル(拡張子が.sty)を下記のフォルダを作成して入れました。
C:\w32tex\share\texmf-local\tex\platex\misc\schlmath
C:\w32texの部分はインストールしたフォルダに適宜読み替えてください。
上記サイトでも紹介されているKpicが必要ですので、下記からダウンロードします。
http://members.jcom.home.ne.jp/nob.asaoka/kpic/
他にもスタイルファイルが必要で、下記のページ(emathの作者さん)の「入口」から入って、「emath に必要なスタイルファイルなど」のページに行ってください。(途中でパスワードを聞かれますが、入口の所に書いてあるはずです)
http://homepage3.nifty.com/emath/
そしたら、eepic, eclarithを持ってきてインストールしてください。
あと、picinsが必要ですので、下記から持ってきてください。
http://tug.ctan.org/tex-archive/macros/latex209/contrib/picins/
インストールは、それぞれ下記のフォルダの下にサブフォルダ(名前はスタイルファイル名がよいと思います)を作って入れます。(texmf-localかtexmfのサブフォルダであればどこでもよいのですが。。。なるべく分類しやすいようにした方が好ましいです)
また、今回インストールする物に限って言えば拡張子が.styの物だけで十分です。
C:\w32tex\share\texmf-local\tex\platex\misc
あとはコマンドプロンプトから
mktexlsr
と入力すればインストール完了です。(ls-Rを使ってる方の場合)
< 使い方 >
使い方は、ここで記述すると大変なので作者さんのページを参考にしてください。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/mi_kana/schlmath/math.html
使い方はPDFファイルになって置いてありました。
それで、実際にどんな風になるかというと、下図です。
上図のPDF版が下記。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/ankyo/src/sample-003.pdf
上記URLのPDF版だと、拡大しても綺麗だと思います。また、上図(or PDFファイル)からわかる通り、試験問題はセンター試験風にもできます。
※因みに、上図(or PDF)の問題は適当です。特に大問3は値を調整していないので、計算するととんでもない数字になるかもしれません。その他は解けるかも??(高校2年生の範囲のはず) もちろん、適当に作ったので答えはないです。
下記がソース。
やっぱり、今はwordかな~ でも、私はLaTeXが何となくいい。
←チャート式 新課程版 数学 II+B(黄)
2012/12/03現在、画像がないです。
でも売り出されています。
2013年度の高校2年生用で新課程に対応しています。
今度の2年生から正規分布を習うようです。
教える方が大変そう。