【Ubuntu 12.04 beta 1】ハードウエアモニター(Conky)をUbuntu 12.04に入れてみました。(その2) -- ATI RadeonのGPU温度追加 [ubuntu]
前回の『【Ubuntu 12.04 beta 1】ハードウエアモニター(Conky)をUbuntu 12.04に入れてみました。(その1)』でconkyをインストールしました。そこで宣言した通り、今回はATI RadeonのGPUの温度追加です。
今回はテーマを変更。下図です。
こちらは、下記のテーマを私が改造しました。
http://gnome-look.org/content/show.php/Conky_Ken?content=134705
インストール方法は、ブログで詳しく説明するのは難しいです。スペースが足りませんし、変更点が多すぎて説明しきれません。
概要を説明すると、展開したファイルの中にstartconky.shというのがあるので、それを呼ぶとconkyが開始されます。
そのstartconky.shからcpu, mem, rings, mail, weatherと言うconkyのconfigファイルを引数にしてconkyを順に起動していますが、mailとweatherはコメントアウトして呼ばなくしました。
それと、ringsの中で clock_rings.lua というのを呼んでいます。これがlua言語のスクリプトになっていてリング型のグラフと時計を表示してくれます。
それで、これらのファイルの記述に記述されているファイルのパスを適切に変更して、全て~/.Conky_Kenのディレクトリの下に置くように変更しました。
それと、Lines.pngを改造してringsの中から下記の image 変数を利用して線を描画するようにしました。
http://conky.sourceforge.net/variables.html
あとは、ringsとclock_rings.luaに『【Ubuntu 12.04 beta 1】ハードウエアモニター(Conky)をUbuntu 12.04に入れてみました。(その1)』と同様にCPU温度やファンスピードなどを加えればOKです。
それで上図の一番右の下のグラフのようにGPUの温度を表示する方法ですが、まず前提となるのはCatalyst(fglrx)ドライバーが入っていて、aticonfigコマンドが入力できることです。
参考:『【Ubuntu 12.04 beta 1】AMD(ATI) fglrx 8.96がリポジトリからインストール可能になりました。』
fglrxドライバーが入っているのに、aticonfigコマンドがエラーになるようだったら、sudo aticonfig --initialを入力して/etc/X11/xorg.confを作成するとaticonfigが動くようになるかもしれません。(以前、aticonfigが動かなかったときにこれで直ったような気がします。)
それで、clock_rings.luaのsettings_tableの要素に下記を付け加えます。
{
name='execi',
arg='8 aticonfig --od-gettemperature | grep Temperature | cut -c
42-44 | sed -e \'s/ //g\'',
max=100,
bg_colour=0xffffff,
bg_alpha=0.2,
fg_colour=0xffffff,
fg_alpha=0.5,
x=900, y=195,
radius=30,
thickness=6,
start_angle=90,
end_angle=360
},
※ブログの都合で折り返しが付いていますが、 arg=の部分は1行です。
これは、『【Ubuntu 12.04 beta 1】ハードウエアモニター(Conky)をUbuntu 12.04に入れてみました。(その1)』の記事で使用したテーマの場合も同じです。
そして、ringsのファイルに下記を追加します。
${font Santana:size=12:style=Bold}gpu temp: ${font Santana:size=12}${execi 8 aticonfig --od-gettemperature | grep Temperature | cut -c42-44 | sed -e 's/ //g'}
位置合わせの為には、 ${voffset 30} --(上との垂直方向のオフセット)や${goto 20} -- (左との水平方向のオフセット)などを使ってうまく利用して合わせて下さい。また、フォントの設定はテーマに合わせて下さい。
『【Ubuntu 12.04 beta 1】ハードウエアモニター(Conky)をUbuntu 12.04に入れてみました。(その1)』の記事のテーマであれば直接.conkyrcに記述することになります。
ringsや.conkyrcのGPU温度の記述は、基本的にはずっと前に記述した『【Ubuntu 9.10】conkyにATI Radeon グラフィックカードの温度やファンスピードを表示する。』と同等なことをしています。
しかし、GPUの温度が高い。。。
←兜クーラー
本記事のスクリーンショットを見るとCPUの温度があまり上がってないし
その割に、CPUファンの回転数が700ちょっとと低いのは
このクーラー付けてるから。
参考: 『兜クーラー(KABUTO SCKBT-1000)取り付け』
ただ、かなり大きいので、取り付けが大変なのと
ケースによっては入らないかもしれません。
【Ubuntu 12.04 beta 1】ハードウエアモニター(Conky)をUbuntu 12.04に入れてみました。(その1) [ubuntu]
毎回Ubuntuがリリースされる度にConkyを入れています。それで、今回もUbuntu 12.04(Precise)に入れてみました。
今回はグラフィカルにしてみました。Ubuntu 12.04(precise) Beta 1で動かしているスクリーンショットは下図です。
まず、conky本体は下記でインストールできます。
sudo apt-get install conky
そしてスクリーンショットのテーマは下記です。
http://gnome-look.org/content/show.php/Conky+lua?content=139024
これを元に、ファンスピードとCPU&マザーボードの温度を表示するように改造しました。
このテーマの場合、ダウンロードすると 139024-Conky-lua.tar.gzがダウンロードされるので展開します。展開すると、Conky-luaというディレクトリができます。またその中に、いくつかtar.gzのファイルがあるので、好きなディストリビューションのtar.gzを展開します。
例えば、Conky ubuntu-lua.tar.gzを展開すると、「Conky ubuntu-lua」というディレクトリができます。この中に3つの下記のファイルがあります。
clock_rings.lua conkyrc new-ubuntu-logo.png
そしたら、端末でこれらのファイルあるディレクトリにカレントディレクトリを移して、
mkdir -p ~/.lua/scripts
cp clock_rings.lua ~/.lua/scripts/.
mkdir ~/.conky
cp new-ubuntu-logo.png ~/.conky/.
cp conkyrc .conkyrc
とすれば、テーマを使える状態になります。
後は、端末からconkyと入力するか、自動起動するアプリケーションにconkyを登録すれば動くはずです。ただし、 『【Ubuntu 11.04】Conky (システムモニター) インストール』に記述したように、自動起動する場合ディレイスタートさせる必要があるかは未検証です。
それで、本記事のスクリーンショットでは温度とファンスピードが付いていますが、このために私の環境では『【Ubuntu 11.04】Conky (システムモニター) インストール』にも書いてあるようにカーネルを再ビルドする必要があります。再ビルド時にセンサーモジュールをビルトインすることによって、組み込み順番を確定してあげないと不安定です。
カーネルのビルド方法は、下記に書いてあります。(英語) ただ、私と同じようにカーネルにセンサーモジュールをビルトインする場合は、使用されているマザーボードに載っているセンサーチップの型番が分からないとできません。
https://help.ubuntu.com/community/Kernel/Compile
それで、例えばCPU FANの回転数を表示しようとしたら、大きく分けて2箇所編集します。
1つはリング状に表示されているグラフィカルな部分です。このためには .lua/scripts/clock_rings.lua を編集します。
中を見るとsettings_tableという配列があります。ここに下記のように要素を付け足します。
{
name='hwmon',
arg='0 fan 1',
max=1500,
bg_colour=0xffffff,
bg_alpha=0.2,
fg_colour=0xff6600,
fg_alpha=0.8,
x=50, y=550,
radius=25,
thickness=4,
start_angle=-90,
end_angle=180
},
初めのname は"hwmon" 次のarg は"0 fan 1"となっています。これをこのluaのスクリプト中で下記に置き換えます。
${hwmon 0 fan 1}
要するに、name とargをくっつけて、${ }の中にいれます。それでconkyを通してデータを取得してグラフィカルに表示するわけです。
ここで、 hwmon 0 fan 1が何のデータかは、それぞれのPCによって違います。無い場合もあるかもしれません。
/sys/class/hwmonの中を色々見てください。そのうち推測できると思います。
次のmaxは円グラフが表示できる最大値です。bg_colour, bg_alpha, fg_colour, fg_alphaは円グラフの色の設定で、x,yがポジション, radiusが円グラフの半径、thicknessが恐らく円グラフの幅(未検証)、start_angleがグラフの始まりの角度、end_angleがグラフの終わりの角度となているようです。
これらを必要なだけ(例えば、CPU温度とかフロントファン回転数とか)、 settings_tableに付け加えればOKです。これで、グラフの方は表示されるはずです。
もう1つは数値による表示と「CPU FAN」とかの表示ですが、こちらは~/.conkyrcを書き直します。下記のような行を付け足します。こちらは、http://conky.sourceforge.net/variables.html を参考にしてください。
${color FFFFFF}${goto 25}${voffset 20}${hwmon 0 fan 1}
${color FF6600}${goto 25}CPU FAN
こちらも、グラフを付け足し多分だけ付け足して下さい。これで出来上がりです。
< gnome shellで使用される時の注意点 >
gnome-shellでも下図のように動きます。
ただし注意点があります。.conkyrcに下記のような記述があると思います。
own_window_type normal
ここが、 own_window_type override となっているとgnome-shell 3.3.92では表示されません。恐らく最近のバージョンならどれも同じだと思います。ですのでgnome-shellで使用される方はnormalに下記直してください。(本記事のテーマでは初めからnormalのはずです)
< 余談 >
以前、『【Ubuntu 11.10】Conky (システム・モニター)を入れてみましたが・・・表示がフラッシュする現象が起きる。』で記述しましたが、下図のようにCubeで回すと回転が終わったときに表示がフラッシュする現象が起きていました。
ところが、今回は起きません。偶然か?? いずれにしても、フラッシュしなくてよかった。
ちなみに、その2の記述を検討中。今度はGPUの温度を入れる予定です。
--- 2012/3/27追記 ---
宣言した通り、GPU温度を表示するようにしました。下記がその記事です。ただ、あまり役にたたない記事かも・・・
『【Ubuntu 12.04 beta 1】ハードウエアモニター(Conky)をUbuntu 12.04に入れてみました。(その2) -- ATI RadeonのGPU温度追加』
--- 2012/3/27追記終わり ---
←電波時計(壁掛け)
私の部屋には小さな時計はいくつかありますが、
大きな時計がありません。
大きな時計が1つくらいあってもいいかな~
【Ubuntu,Windows】Firefox 14.0a1 (nightly) にHTML5ベースのPDFビューアーがビルトインされた。 [コンピュータ全般]
今日(2012/3/25)に、Firefox 14.0a1(nightly)をアップデートしたら、下図の画面がでました。
なんだこれ??と思って調べたら、関連記事がいくつかありました。
http://iloveubuntu.net/firefox-14-nightly-adds-new-fancy-default-html5-based-pdf-viewer
http://www.ghacks.net/2012/03/23/firefox-14-gets-built-in-pdf-reader-pdf-js/
どうやら記事を読むと、Firefox 14.0a1になってHTML5を利用して直接PDFをレンダリング(描画)するアドオンが標準で含まれるようになったようです。(英語が苦手なので自信なし)
というわけで、「Allow this installation」にチェックを入れて「Continue」のボタンを押しました。
アドオンの画面を開くと下図のようにPDF Viewer 0.2.414が入っていました。
試しにキャノンさんのサポートページにあるPixus MG6230のマニュアル(PDFファイル)で実験。
普通に表示されます。但し、操作ボタンとかは英語ですが・・・
左側になんか影があるのでマウスポインタを持っていくと。。。
サムネイル化されたページ一覧が出ます。サムネイルを押せばそのページに直接飛びます。
ちなみに下図はAdobe Readerのプラグインで見た場合です。
細かい部分を気にしなければ、さほど描画に差はありません。(というより、あまり細かくみませんでした。)ただ、色々な操作は圧倒的にAdobe Readerの方があります。
描画速度ですが、PDFのファイルが小さかった為かあまり差は感じませんでした。サイズの大きいPDFファイルだとどうなるかは、試していません。
PDFを閲覧さえできればよいという方は、このビルトインされたPDFビューアーで十分と思います。
< 余談 >
Adobeがflash pleyerを11.2を最後にLinuxにプラグインを提供を辞める(google chromeを除く)ようでが、 google chromeはPPAPI(Pepper API)版を採用しているので、アップデートされ続けるようです。(下記の記事参照)
上記の記事によると、Firefox はPPAPI(Pepper API)版には興味がないといって採用していません。
それと、今回のPDF Viewerの件を考えると、Firefox(mozilla)はAdobeから離れたいのかな??と思ってしまいます。
←プリンタ(Canon MG6230)
本記事のスクリーンショットのマニュアルは
このプリンタです。
これ、2012年始め頃はアマゾンに在庫が
ほとんどありませんでした。それに高かった・・・
それと、Ubuntu 10.10のドライバーがホームページから
ダウンロードできます。(私は持っていないので未検証です)
【Ubuntu 12.04 beta 1】AMD(ATI) fglrx 8.96がリポジトリからインストール可能になりました。 [ubuntu]
2012/3/23にfglrxがrestrictedリポジトリに追加されました。
https://launchpad.net/ubuntu/+source/fglrx-installer/2:8.960-0ubuntu1
なので、インストール方法は簡単です。
sudo apt-get update
sudo apt-get install fglrx fglrx-amdcccle
でインストールできます。
下記のコマンドは特に入力しなくても動きます。もし、/etc/X11/xorg.confを作りたい方は入力してください。
sudo aticonfig --intial
ただし、3/24現在、fglrx 8.96というのは、AMDからは出ていません。同じ日のPhoronixの記事を読むと、Betaビルドではないかな~と思います。
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTA3NjI
それで、上記記事からリンクしている下記のコメントの中のドライバーではないかと・・・
http://phoronix.com/forums/showthread.php?69429-Catalyst-12-3-released&p=255394#post255394
(上記スレッドの#7のコメントからダウンロードできます)
それと、上記スレッドからダウンロードしたものやCatalyst 12.2だと『【Ubuntu 12.04 Beta 1】AMD(ATI) Catalyst ドライバ 12.2 (fglrx 8.95) リリース。-- カーネルモジュールのビルドエラーが出る(仮対処)』に記述したように修正が必要になります。
しかし、リポジトリーから提供されているfglrx 8.96は修正の必要がありません。(パッチが追加されていました。)ですので、リポジトリーのものを使用した方が楽です。
それで実際に動かしてみました。
下記はGnome-Shell 3.3.92です。
そしてこちらがUnity 5.8です。
どちらも、今のところ問題なく(というか、変わりなく)動いてます。
< 余談 >
Unityのバージョンが5.8に上がって、デュアルディスプレイの方はランチャーを片方だけに出来るようになったようです。
ただ、Unity 5.8になって画面が乱れたり、ログインできないといった方がいるみたい。私もCCSMでcompizのプラグインの設定を変更していたらログインできなくて、一回設定を削除して設定をしなおしました。相性があるみたい。
←ときめきメモリアル(Girl's Side)
乙女ゲーというジャンルがあることは
知っていましたが、ハマっている人は少数だと思っていました。
ところが、アマゾンの評価コメントの多いこと。
結構売れてるのですね。
Ubuntu使ってる人より、このゲームしてる人の方が
人口多かったりして。。。
【Ubuntu 12.04 beta 1】ログイン画面(lightdm)で「Recovery Console」や「User Defind Session」を追加する方法 [ubuntu]
ログイン画面(lightdm)でセッションを選択する画面を開くと下図のようになります。
上図では、「Recovery Console」と「User Defind Session」というのがありますが、無い方がいるかもしれません。私の記憶が正しければ、Ubuntu 11.10(oneiric)では標準でありました。
無くても困りませんが、どうしても追加したい方はgdmをインストールすると追加されます。
端末から下記のコマンドでインストールできます。
sudo apt-get install gdm
このコマンドを入力すると、途中で下図の画面が出るはずです。(英語の場合もあるかもしれません)
この画面では<了解>しか選べないので、エンターキーを押すだけです。すると下図がでます。
ここで、基本的には「lightdm」を選んでください。もし、Ubuntu 11.04(natty)のようなログイン画面がよければ「gdm」を選ぶと、再起動後からログイン画面が変わります。(ただし、universe リポジトリーなので問題無く動く保証はありませんが・・・)
これで、「Recovery Console」と「User Defind Session」がインストールされます。
<余談>
ちなみに、「GNOME」のセッションを追加したければ、gnome-shellを下記のコマンドでインストールすると追加されます。
sudo apt-get install gnome-shell
「Gnome Classic」を追加したければ、gnome-session-fallbackを下記のコマンドでインストールすると追加されます。
sudo apt-get install gnome-session-fallback
「cinnamon」(linux mintのGnome Shell)をインストールしたければ、下記のコマンドです。
sudo add-apt-repository ppa:merlwiz79/cinnamon-ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get install cinnamon
※2012/3/24 現在、私の環境ではcinnamonは動きません。恐らく、gnome-shellが3.3.92にバージョンアップしましたが、cinnamonの方が追い付いていない為だと思います。
←ビデオカメラ
これ、価格.comで売れ筋No1(2012/3/24現在)
amazonで見ると、色によって値段が違う。
春先は少し撮る機会があるけど、お金無いから我慢。
価格.comのNo.2, No.3はSonyの製品です。
こちらは値段が高いけど、有効画素数がこの機種より
かなり多い。