【Ubuntu 11.10】ファイルマネージャー(Nautilus)でファイルをダブルクリックした時に起動するアプリケーション(つまり、デフォルトアプリケーション)を変える方法 [ubuntu]
1つ前の記事『【Ubuntu 11.10】ファイルマネージャー(Nautilus)でファイルを右クリックした時に、開くアプリケーションを追加する。(オマケ付き)』の< オマケの拡張 >の項目の部分で、デフォルトで起動するアプリケーションを変えるの方法を記述しました。
簡単に言うと、/etc/gnome/defaults.listにファイルの種類(MIME Type)とアプリケーションエントリーが一対で列挙してあって、これによってファイルの種別毎に起動するデフォルトのアプリケーションが決まります。
1つ前の記事ではこれを変更しました。しかし、この方法ではシステム全体に影響してしまって他のユーザーのデフォルトも変わってしまいます。
それで、そういえば「システム設定」で「システム情報」を選んで(下図参照)、
「デフォルトのアプリケーション」でウェブとかメールはデフォルトを変えられます。(下図参照)
これはシステム全体には影響しなくて、設定したユーザー限定です。
というわけで、1つ前の記事と同じ効果ですが、設定したユーザー限定でデフォルトアプリケーションを変更する方法を記述します。もちろん、こちらの方法を推奨します。
< やり方 >
下図のようにxmlファイルをダブルクリックすると、
デフォルトでは下図の様にFirefoxが起動します。
でも、Firefoxでは編集が出来ないので、デフォルトではgeditを起動するというのを例にして説明します。
1) mimeapps.listがあるか確認
端末から下記を入力します。
cd ~/.local/share/applications
ls mimeapps.list
ここでls の結果で「mimeapps.list」と出ればOKです。もし、cdコマンドが失敗したり、lsコマンドで「ls: mimeapps.list にアクセスできません: そのようなファイルやディレクトリはありません」とでたら次の事をして下さい。
まず、「システム設定」で「システム情報」を選んで、左側の欄を「デフォルトのアプリケーション」を選んで、どれでもよいので適当にデフォルトアプリケーションを一旦替えて下さい。そしたら、また戻して下さい。本記事の1番目と2番目のスクリーンショットを参考にして下さい。
そうすると、デフォルトアプリケーションの情報をセーブする為に mimeapps.listを作成してくれるはずです。
2) mimeapps.listの編集
端末から下記を入力します。
gedit mimeapps.list
そしたら、下図の記述の部分があるはずです。
[Default Applications]
audio/x-vorbis+ogg=banshee.desktop
video/x-ogm+ogg=banshee.desktop
image/jpeg=eog.desktop
x-scheme-handler/mailto=thunderbird.desktop
x-scheme-handler/http=firefox.desktop
x-scheme-handler/https=firefox.desktop
[Default Applications]の下に何行あるか各ユーザーによって違いますが、次の部分と空行で切れているか、行末までのはずです。
そしたら、上記の部分の後(上の例では x-scheme-handler/https=firefox.desktopの後)に下記の行を追加します。
text/xml=gedit.desktop
下図参考。
そしたらセーブします。
これで完了。今度はxmlのファイルをダブルクリックすると、下図のようにgeditが起動します。
以上です。
ファイルの種類(MIME Type)と各ファイルのデフォルトアプリケーションについては、下記のコマンドとかで見て下さい。
less /etc/gnome/defaults.list
< ついでに分った事 >
本記事の2番目のスクリーンショットを見ると分りますが、システム設定から変更できるデフォルトアプリケーションの項目は、ウェブ、音楽など全部で6種類です。
それで、それぞれどのファイルの種類が影響があって、どこからアプリケーションの候補を集めているのだろうと思ったら・・・
gnome-control-centerのソースコードの panels/info/cc-info-panel.c の930行目あたりに下記の記述がありました。
static void
info_panel_setup_default_apps (CcInfoPanel *self)
{
info_panel_setup_default_app (self, "x-scheme-handler/http", "web-label",
1, 2, 0, 1);
info_panel_setup_default_app (self, "x-scheme-handler/mailto", "mail-label",
1, 2, 1, 2);
info_panel_setup_default_app (self, "text/calendar", "calendar-label",
1, 2, 2, 3);
info_panel_setup_default_app (self, "audio/x-vorbis+ogg", "music-label",
1, 2, 3, 4);
info_panel_setup_default_app (self, "video/x-ogm+ogg", "video-label",
1, 2, 4, 5);
info_panel_setup_default_app (self, "image/jpeg", "photos-label",
1, 2, 5, 6);
}
ヾ(--;)ぉぃぉぃ 影響するMIME Typeは1つづつで、それもハードコード・・・大体、音楽とかならaudio/x-mp3の方が実用的では??
それでどうやってリストを作ってるかというと、
/usr/share/applications の中のエントリーファイル.desktopの中の"MimeType=....."に、上記ソースコードのMIME Typeと一致する記述があるものを集めているらしい。
ただ、実際には update-desktop-database を行って作成されたMIME Tyesキャッシュ(/usr/share/applications/mimeinfo.cacheから抜き出しているのかもしれません。(update-desktop-databaseを入力していない状態を確かめませんでした。)
しかし、デフォルトのアプリケーションをあまり替えると後で困るかな??
←CPU i7-2600K
この前から受けているパソコン購入相談の続きです。
CPUを今すぐ購入するならこれにすると思う。
でも、ちょうどCPUは i7-3930Kが出て切り替わり時期。
i7-3930Kは最近出たのでよくわからないし・・
もう少し時間があるなら、待つのも手かな~。