【Ubuntu 11.10】Gnome Shell 3.2 をGnome Classic(gnome 2)風に変更する。-- ついでにちょっと改造してみた。 [ubuntu]
---- 2011/11/8 追記 ---
別の方法もありました。下記も一緒に参考にしてください。
『【Ubuntu 11.10】Gnome Shell 3.2 をGnome Classic(gnome 2)風に変更する(その2)。-- アプリケーションメニューボタンがWindowsと同じ左下』
---- 2011/11/8 追記 ---
Ubuntu Forumの下記のスレッドを見て、GNOME Shell FripperyというExtensions Packがあることを知りました。
https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=12330
このExtensions Packは、Gnome-Shellの見た目をGnome Classic(Gnome2)風にするようです。
そこで、私もちょっと入れてみました。
ダウンロード元は下記。
http://intgat.tigress.co.uk/rmy/extensions/index.html
ダウンロードページを見ると分かるのですが、どちらかというとFedora向けみたいです。ただ、Ubuntu でもダウンロードすれば使えます。
右側にdockエクステンションがあるので、Gnome Shellであることが分かると思います。
< インストール方法 >
上記URLからgnome-shell-frippery-0.3.0.tgzをダウンロードします。
端末を立ち上げて、
cd #ホームディレクトリに行く。
tar xf /*ダウンロードディレクトリパス*/gnome-shell-frippery-0.3.0.tgz
一度Alt +F1 を押して"r"といれてGnome-Shellをリスタートします。(ログアウト&ログインでも可)
これで下記の6つのエクステンションが入ります。
Applications_Menu -- アプリケーションメニューです。GnomeのApplications Memuと同じ名前なので紛らわしです。ただ、こちらはActirivesボタンを置き換えてしまいます。
Panel_Favorites --上部パネルの左上部にクリックランチャーを実装します。
Bottom_Panel -- 画面の下に下部パネルを実装します。ここには実行しているアプリケーションが表示されて、右の方にはワークスペースが表示されます。
Shut_Down_Menu --セッションメニューからシャットダウンや再起動を選べるようになります。GnomeのAlternative status menuと同じ機能なので、一緒には使わない方がよいです。
Move_Clock -- 時計の位置を右側のセッションメニューの隣に持ってきます。
Static_Workspaces -- これは、一度ワークスペースを4つとか作ってONにするとワークスペースが4つで固定されます。
あとは、gnome-tweak-toolを起動してエクステンションの項目で必要な物をONにします。各エクステンションで説明したように、他のエクステンションと競合しないように注意してください。
私の今入っているエクステンションは下記ですが、競合しないように選んでいます。それと、Applications Menuに関しては今回インストールしたmetadata.jsonを修正して、「(replace)」と付けることによって見分けられるようにしました。
また、上図のCardapioとなっている所は、基本的には今回入れたApplications Menuを使用してください。(この部分に関しては後述)
やり方は、
cd ~/.local/share/gnome-shell/extensions/Applications_Menu@rmy.pobox.com
vi metadata.json
で下記の部分、
"name": "Applications Menu ",
を下記に直します。
"name": "Applications Menu (replace)",
< ちょっとした改造 >
今回インストールしたApplication Menuを使用すればアクティビティがメニュー画面に置き換わるのですが、GnomeのApplicatiaons Menuと大差ないです。そこで、せっかくだからCardapioにしてみました。
これ、今回は記述するのが面倒なので省略。(やる人いないと思うので・・・)
一応、重要な所を簡単に説明すると、エクステンションのextension.jsの記述で下記を適切な所に(どこでも良いというわけではありません。記述場所はエクステンションによって違います。)記述すると、アクティビティボタンが消えます。
Main.panel._leftBox.remove_actor(Main.panel._activitiesButton.actor);
逆に、下記で復活します。
Main.panel._leftBox.insert_actor(Main.panel._activitiesButton.actor, 0);
それで上記の青色で記述した所が場所を示しています。つまり、「メインパネルの左側」を意味します。他にはMain.panel._centerBox, Main.panel._rightBoxがあってそれぞれ真ん中と右側です。
そして、insert_actor(actor ,0)で、パネルに追加するわけですが、最後の0の所の数字で同じ場所(例えば、Main.panel._leftBox)に追加されたもの順序が決まります。
これを応用して、Cardapioに置き換えました。
これが分かれば、ある程度パネル上の配置がコントロール可能です。(どこまでできるかは試していません。)
もう一つの改造ポイントはボトムパネルの部分です。通常は黒が基本のデザインですが、白に直しました。
ちなみに上図の左下の!マークをおすと・・下図の様に通知パネル(?)がでます。
これは、 ~/.local/share/gnome-shell/extensions/Bottom_Panel@rmy.pobox.com/stylesheet.css
を書き直せばOKです。ブログとかホームページを作成する時にStylesheetを記述された方は、記述方法は分かると思います。ただ、IDやクラスが分からないと思いますが、そこはおおよそ見当をつけてください。
本格的にやるなら、extension.jsと、http://developer.gnome.org/clutter/stable/ のClutterのリファレンスマニュアルとgnome-shellのソースコード(srcの中にstというディレクトリがあります。)をにらめっこしながら改造してください。
< 補足 >
アクティビティボタンを置き換えるとホットコーナーが使えなくなります。ただ、Windows キーを押せば下図のようにでるはずです。
←Lenovo ideaPad A1 16G
2011/11/9発売予定。
ただ、スペックを見ると、
画面サイズと解像度がちょっとな~
ちなみにOSはandroid 2.3のようです。