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【Ubuntu 12.04 Beta 1】AMD(ATI) Catalyst ドライバ 12.2 (fglrx 8.95) リリース。-- カーネルモジュールのビルドエラーが出る(仮対処) [ubuntu]

2012/3/7にAMD(ATI) Catalyst ドライバ 12.2 (fglrx 8.95) が出ました。

SS-fglrx-895-004.jpeg

ダウンロードリンク :

http://support.amd.com/us/gpudownload/linux/Pages/radeon_linux.aspx

リリースノート :

http://support.amd.com/us/kbarticles/Pages/AMDCatalystSoftwareSuiteVersion122ReleaseNotes.aspx

Phoronix :

http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=MTA2Nzc

※しかし、3月になって12.2とは・・・

今回のインストーラーではUbuntu 12.04 (Precise) のパッケージが作れるようになっていました。

そこで、早速Ubuntu 12.04 Beta 1で試してみました。

インストールのやり方は基本的に下記の記事と同じ方法です。

【Ubuntu 11.10】ATI(AMD) Catalyst ドライバ 11.10 (fglrx 8.902) リリース (gnome-shellがうまく動かない・・・)

ただ、今回は2点ほどインストール時に手間がかかりました。

1点目は、fglrxを始めてインストールする場合は足りないパッケージをビルド時に持ってきてくれるのですが、何故かうまく行きませんでした。そこで下記の2つのコマンドを入力しました。

sudo apt-get install dh_modaliases

sudo apt-get build-dep fglrx

ただ、2つ目のコマンド1つで十分かもしれません。(この順序で入力したのでbuild-depでdh_modaliasesを入れてくれるか分かりません)

2点目は、 インストール時にカーネルモジュールの作成に失敗してしまいます。ログを見るとfiregl_public.cの最終行より15行位前のTS_USEDFPUという定数が未定義だと言われてしまいます。

この定数は今まではカーネルヘッダー<asm/thread_info.h>定義されていたみたいですが、kernel 3.2では無くなっています。それで、<asm/thread_info.h>をincludeしている<asm/i387.h>を参考にfiregl_public.cを適当に直してしまいました。(本当に真似をしただけで、これでいいんじゃないかな~程度です。)

void ATI_API_CALL KCL_fpu_begin(void)
{
#ifdef CONFIG_X86_64
    kernel_fpu_begin();
#else
    struct thread_info *cur_task = current_thread_info();
    preempt_disable();
#if LINUX_VERSION_CODE >= KERNEL_VERSION(3,2,0)
    if (__thread_has_fpu(cur_task->task))
#else

    if (cur_task->status & TS_USEDFPU)
#endif
        __save_init_fpu(cur_task->task);
    else
        clts();
#endif
}

上記コードの赤字の部分を追加しました。

なのでパッケージを作成するときは、 下記のコマンドで展開して

./amd-driver-installer-12-2-x86.x86_64.run --extract foo

下記でソースコードを編集。

vi foo/common/lib/modules/fglrx/build_mod/firegl_public.c

下記でパッケージ作成。

cd foo

./ati-installer.sh 12.2 --buildpkg Ubuntu/precise

あとは作成したパッケージで上記でリンクした手順と同様にインストールするだけです。

 

< 実際に動かしてみて >

★Unity 3D

SS-fglrx-895-001.jpeg

動きました。やはり、デスクトップキューブで回した時のフリックの問題は残っています。

★Gnome Shell 3.2.2.1

SS-fglrx-895-002.jpeg

こちらも動きました。Gnome ShellはUbuntu 11.10の時に苦労しましたが、今回は一番安定してたかも・・・

★Cinnamon 1.2

SS-fglrx-895-003.jpg

こちらは一応動くといった感じで、Ubuntu 11.10の時のGnome Shellのように時々画面が乱れます。アプリケーションを起動したときに時々発生します。

★全体を通して

lightdmからログインしてデスクトップがでるまでの間が、Gallium 3Dドライバーでも乱れますが、もっと乱れます。正直、画面を見てられないほどです。

あとは、今まで通りのfglrxドライバーと言った感じで、特に目新しいことはありません。

 

 ←USB 3.0インターフェースボード

    2012年以降のパソコンならUSB 3.0搭載が
    普通だと思いますが・・・
    私のパソコンには付いていない。
    これあたりでよいのだけど、問題は発熱が激しい
    グラボの下に差すしかないこと。
    こういうインターフェースボードは熱に対しては大丈夫なのかな?


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