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【Ubuntu 11.10】Latex(platex)環境のインストール [ubuntu]

都合で、Latexが必要になりました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/LaTeX

Latexは簡単に言うと、マイクロソフト-ワードのようなドキュメントを作成するためのソフトです。ただ、決定的に違うのは、マイクロソフト-ワードでは文章を作成している段階で出力されるドキュメントのイメージが画面上でそのまま見えます(WYSIWYG)。それに対して、HTMLみたいなマークアップランゲージを使って、文章のレイアウトを記述します。ですので、作成中は出力イメージが見えませんし、レイアウトの為の命令文を記述する必要があります。すなわち、Latexでドキュメントを作成しようと思うと、HTMLを直接編集するのと同程度の勉強が必要だということです。

一見、使いづらいように思いますが、記述したファイルが平文(テキストファイル)なので簡単なスクリプトやコマンドでレイアウトや文章を一括変換できたりします。(例えば「佐藤さん」を「山本さん」に置き換えるとか・・)特に、大量の複数ファイルの場合は効果が大きいです。

それでインストールしたわけですが、下記のサイトが役に立ちました。(^人^)感謝♪

(サイト1)https://wiki.ubuntulinux.jp/JapaneseLocalizedDerivative/LaTeXForJapanese

(サイト2)http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?Linux%2FUbuntu

(サイト3)http://www10.atwiki.jp/shirayuu/pages/64.html

1つめのUbuntu JapanのWikiの方ですがちょっと古いです。(サイト2)はUbuntuでのLatex関係の記事のリンク集として使えます。それで(サイト3)の「気の向くままに ~備忘録@wiki~ - Ubuntu Linux 11.10 - LaTeX環境」を後で発見して、設定などはこちらの方を参照するのが良いかと思います。

それで、Ubuntu 11.10でLatexをインストールする際に問題となるのは、 latex-env-ja,latex-extra-jaの2つのパッケージが存在しない事です。でも、この2つのパッケージは中身はほとんどありません。何をするためのパッケージかというと、debian/controlファイルにdependとして複数のパッケージが記述してあって、latex-env-ja,latex-extra-jaをインストールすれば勝手にLatexを使うのに必要なパッケージをインストールしてくれる仕組みです。

というわけで、横着な私はUbuntu 10.10用のlatex-env-ja,latex-extra-jaを利用してインストールする方法しました。

 

< インストール >

下記を順に端末から入力して下さい。

cd ~

mkdir latex_work

cd latex_work

sudo apt-get install gdebi

wget https://launchpad.net/~japaneseteam/+archive/ppa/+files/latex-env-ja_1.0-0ubuntu1%7Eja4_all.deb

wget https://launchpad.net/~japaneseteam/+archive/ppa/+files/latex-extra-ja_1.0-0ubuntu1%7Eja6_all.deb

sudo gdebi latex-env-ja_1.0-0ubuntu1~ja4_all.deb

sudo gdebi latex-extra-ja_1.0-0ubuntu1~ja6_all.deb

sudo jisftconfig add

cd ..

rm -rf  latex_work

※gdebiを起動した時にインストールするか尋ねられますので「y」を押して下さい。それから、dpkgコマンドだと依存関係を修正してくれませんが、gdebiだと依存関係にあるパッケージをダウンロードして修正してくれます。

これで、Latexの環境が整います。

後は、PDFを出力した時にAdobe Readerで見たければ下記でインストールして下さい。

sudo apt-get install -y adobereader-jpn

それと、作成する.texファイルはEUCコードでないとダメなので私は下記でnkfを入れました。

sudo apt-get install nkf

私はフォント関係は特に不満が無かったので特に設定していません。xdviでdviファイルを見たりする場合のフォント設定などは本記事のリンクのサイトを参考にして下さい。その他の問題も上記リンクで探してみて下さい。

 

< 使い方 >

Latexの記述方法は他のサイトや本にまかせるとして、仮にsample-jis.texというファイルを作ったとします。これをPDFで出力するには、端末から

nkf -d -e  sample-jis.tex > sample.tex

platex sample.tex

dvipdfmx sample.dvi

これでpdfが作られます。見るのなら下記で見れます。

acroread sample.pdf

以上です。

 

 ←Latexの解説本

   私にとってLatexの解説本というとこれ。
   ただ、読んでいたのはかなり昔ですし、自分の
   持ち物ではなかったのでどんな内容だったかは忘れました。
   結構、読みやすかったように思います。
   そもそもLatexを使うの何年ぶりだろう??


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