【Ubuntu 11.10】CompizConfig Settings Manager(CCSM)のProfile listの文字化け対処方法(具体的手順) [ubuntu]
以前にも書きましたが、CompizConfig設定マネージャーで「設定」→「プロファイル」押すと文字化けします。
参考記事:『【Ubuntu 11.10】Compiz Comfig設定マネージャーのプロファイル選択が出来ない問題の対処 --- Compiz Desktop Cubeも動くようになった』
これ、参考記事の日付を見てもらうと、Ubuntu 11.10(Oneiric)がリリースされる直前です。それで、誰も困っていないのかな~と思っていたら、リリース直後に下記で直し始めました。
https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/compizconfig-python/+bug/874799
ところが、2週間近く経ってもまだリリースしてくれません。その間に、Bug #880679, Bug #876709, と関連するバグ報告が出ています。やはり困ってる方いました。
というわけで、参考記事では簡単に対処方法を書きましたが、詳しく書こうと思います。どのようなバグかは参考記事の方が詳しいです。
<< 対処方法 >>
1) ビルド環境を整える。
下記のコマンドを端末から入力して下さい。
sudo apt-get install devscripts debhelper build-essential
sudo apt-get build-dep compizconfig-python
2) ソースコードを持ってくる。
まず、適当なワーキングディレクトリを作り、そこへ移動します。
mkdir ccsm-python
cd ccsm-python
ソースコードを持ってきます。
apt-get source compizconfig-python
3) パッチファイルを作ります。
gedit ccsm-python.patch #エディターはお好きな物を・・
ここで、 下記の枠の中をコピーして、開いているエディターに貼り付けます。
貼り付け終わったらセーブします。
4) パッチを適応する。
cd compizconfig-python-0.9.5.94
patch -p1 < ../ccsm-python.patch
正常にパッチが適応できたら「patching file src/compizconfig.pyx」というメッセージがでてプロンプトに戻ります。
5) ビルド
debuild -us -uc -b
と入力してしばらく待ちます。色々、メッセージがでます。
最後の方で下記のメッセージがでてプロンプトに戻ればビルド成功。
dpkg-deb: `../python-compizconfig_0.9.5.94-0ubuntu2_i386.deb' にパッケージ `python-compizconfig' を構築しています。
dpkg-genchanges -b >../compizconfig-python_0.9.5.94-0ubuntu2_i386.changes
dpkg-genchanges: binary-only upload - not including any source code
dpkg-source --after-build compizconfig-python-0.9.5.94
dpkg-buildpackage: binary only upload (no source included)
Now running lintian...
W: python-compizconfig: wrong-section-according-to-package-name python-compizconfig => python
Finished running lintian.
※もし、途中でErrorとか出たら失敗。参考記事でも書きましたが、別途、何らかのパッケージが必要な可能性があります。(パッケージが必要だったかも忘れてしまいました。本来sudo apt-get build-dep compizconfig-pythonのコマンドで全て揃っていないとおかしいのですが・・・)
6) インストール
cd ..
dpkg -x python-compizconfig_0.9.5.94-0ubuntu2_i386.deb foo
cd foo/usr/lib/python2.6/dist-packages
sudo cp compizconfig.so /usr/lib/python2.6/dist-packages/.
cd ../../python2.7/dist-packages/
sudo cp compizconfig.so /usr/lib/python2.7/dist-packages/.
これで終わりです。
念の為、一度再起動して下さい。(多分必要ないけど・・)
それで、CompizConfig設定マネージャーを起動してプロファイルのメニューを出すと下図のようになります。
7) 不要になった作業ディレクトリの削除
きちんと修正された事が確認できたら、ビルドするのに作成した作業ディレクトリやソースコードは不要なので削除しても良いです。
削除するには、作業ディレクトリの1つ上のディレクトリに行って(ほとんどの方はホームディレクトリだと思います)下記のコマンド。
rm -rf ccsm-python
<< リカバリー方法 >>
もし、この対処で問題が出て元に戻したい時は下記を端末から入力して下さい。
sudo apt-get install python-compizconfig
元に戻ります。
←年賀状素材集
毎年、年賀状を書く季節になると
こういった本を購入してます。
このシリーズも何度か購入してます。
それはいいのですが、2011/10/28現在
アマゾンでプリンタの値段を確認したら
えらく上がってる。それに売り切れ続出。
ビルドまだはできたんですけどインストールがうまく行きません「cd ../../python2.7/dist-packages/」の
../../は何が入るのでしょうか。
基本的にかいてあるようにやってあります
by toga (2011-10-28 10:27)
☆togaさん☆
「cd ../../python2.7/dist-packages/」は、そのまま打てばよいはずです。つまり、「cd ../../python2.7/dist-packages/」をコピーして端末にペーストすれば良いはずです。
../../は何か入れる分けではなくて、そのままです。
「cd ..」とは1つ上のディレクトリに移動するということで、「cd ../../」で2つ上でディレクトリに移動します。
もし、どうしても意味がわからなかったら、
「cd ../../python2.7/dist-packages/」の代わりに、
一度、cd と入力して、ホームディレクトリに戻って、
「cd ccsm-python/foo/usr/lib/python2.7/dist-packages」
と入力しても同じことです。
後は、「sudo cp compizconfig.so /usr/lib/python2.7/dist-packages/.」と入力してコピー作業をすれば終わりです。
by あんきょ (2011-10-28 16:08)