【Ubuntu 11.04】Synaptic パッケージマネージャーによるバージョン選択及び固定方法。(Firefox 5.0 b5からFirefox 4.0.1にダウングレード) [ubuntu]
2つほど前の記事『【Ubuntu 11.04】Firefox 5.0 BetaがProposed リポジトリからインストール可能に。でも、Firefox 4.0.1を使うようにしました。』でFirefox を5.0 b5から4.0.1にダウングレードしました。
ところが、2011/6/13に『【Ubuntu 11.04】Google Earth 6.0.2 インストール (日本語文字化け対処)』の記事にKusachi様からコメントを戴きました。そこに”パッケージマネージャーでバージョン固定して”と書かれていました。
Σ(- -ノ)ノ エェ!? パッケージマネージャーでバージョン固定できるの??
知らなかった・・・o( _ _ )o ショボーン
でも、コメント頂いたKusachi様に(^人^)感謝♪。さっそくFirefox 5.0 b5をFirefox 4.0.1にダウングレードするのをSynaptic パッケージマネージャーのバージョン固定でやってみました。
<< ダウングレードとバージョン固定 >>
1) ダウングレードするパッケージを探す。
firefox 5.0 b5はProposed/mainリポジトリからインストールしているので、「クイック検索」の所に"firefox"と入れて、「由来」を押してProposed/mainリポジトリを選択すると下図のように出ます。
2) バージョン強制
ダウングレードするパッケージ(この場合firefox)を選んで、下図のように[パッケージ]→[バージョンの強制]を選びます。
すると、ウインドウが開くのでプルダウンメニューでインストールするバージョンを選択します。
これを依存関係を考慮して、必要なパッケージに対して行います。firefoxの場合は、とりあえずfirefox、firefox-globalmenu、firefox-branding、firefox-gnome-supportです。※言語パッケージは特殊なので後で説明します。
3) ダウングレード実行
ダウングレードするパッケージを全て選択したら、Synapticパッケージマネージャーの「適応」ボタンが押せるはずなので、押します。すると下図が出ます。そしたら「適応」を押します。
上手く行くと、上図が閉じた後、Synapticパッケージマネージャーが下図のようになります。
4) バージョンの固定
上図の黄色が付いている所を選択しては、[パッケージ]→[バージョンを固定]と選んでいきます。
※記憶が定かでなのですが、選ぶたびに右側のリストからパッケージが消えたと思います。
そうすると、今度は左側のupdateリポジトリ(今回ダウングレードしたfirefoxはupdateリポジトリの物を選択しましたが、選ぶバージョンによってリポジトリは違います)を押すと下図のようになります。
ここまでで、基本的にはfirefoxのダウングレード及びバージョン固定は終了です。立ち上げるとFirefox 4.0.1になるはずです。他のソフトでも応用は聞くはずです。くれぐれも依存関係には注意して下さい。
ただ、firefoxの場合、この手順をやると英語になってしまいます。
<< 日本語化 >>
firefox は、日本語のエクステンション(拡張子.xpi)を入れる事で日本語化されます。
5.0 b5の場合はfirefox-locale-jaのパッケージに日本語ランゲージ・エクステンションが入っていて、これで日本語化されていますが、4.0.xの場合はlang-pack-ja-baseのパッケージに日本語ランゲージ・エクステンションが入ってます。なので、通常のダウングレードでは上手く行きません。
そこで、まずはfirefox 5.0 beta用のランゲージパックをアンインストールします。
下図は左側の欄が見えませんがProposed/universeリポジトリを選んで「firefox」で検索をします。インストール済みバージョンの所を1~2回押すと、インストールしてあるfirefox-locale-xxがリストの上の方に来ます。
そこで、 下図のようにインストールしてあるfirefox-locale-xxを全て「完全削除指定」を選んで「適応」を押してアンインストールします。
ここから2通りの方法があります。
A)日本語ランゲージ・エクステンションをfirefoxのサイトから持ってくる。(簡単)
下図にアクセスして、ja.xpiをクリックします。
http://releases.mozilla.org/pub/mozilla.org/firefox/releases/4.0.1/linux-i686/xpi/
後は、アドオンとしてインストールするようりょうでインストールすればOKです。必要であれば、 他の言語パックもインストールします。
これで日本語化出来るはずです。
B)言語パッケージもダウングレード
こちらは、Firefoxと同様に言語パッケージもダウングレードする方法です。やや面倒です。
5) Proposedリポジトリの一旦削除
Synapticパッケージマネージャーの[設定]→[リポジトリ]→[アップデート]タブを選んで、下図のように「プレリリースされたアップデート」のチェックを外します。
「閉じる」を押して、一度「再読込」(Reload)のボタンを押します。
6) ランゲージパックの再インストール
検索欄に「language pack 」入れて検索します。language-pack-ja、language-pack-ja-base、language-pack-gnome-ja、language-pack-gnome-ja-baseの4つに対して、再インストールを指定して「適応」を押します。
※上手くいかない場合は、一度 language-pack-ja、language-pack-ja-base、language-pack-gnome-ja、language-pack-gnome-ja-baseを削除して、下図のように再度インストールして下さい。(途中でメニューが一時的に英語になりますが、分ると思います)
※language-pack-gnome-ja、language-pack-gnome-ja-baseは不要かもしれませんが、language-pack-jaと不一致になるのを避けたかったのでダウングレードしました。
7) パッケージバージョンの固定
再インストールが完了したら、6)で再インストールしたランゲージパックに対して、 4)と同様な手順でバージョンを固定して下さい。
Synaptic パッケージマネージャーの「状態」を選ぶと左側に「PIN指定」というのが新たに出来ているはずです。そこを選ぶと下記の様になります。
8) リポジトリを戻す
Proposedリポジトリが必要な方は、Synapticパッケージマネージャーの[設定]→[リポジトリ]→[アップデート]タブを選んで、「プレリリースされたアップデート」に再びチェックを入れて下さい。その後、一度、「再読込」を押してください。
これで、Firefox 4.0.1の日本語化が完了です。
今回は、『【Ubuntu 11.04】Firefox 5.0 BetaがProposed リポジトリからインストール可能に。でも、Firefox 4.0.1を使うようにしました。』の記事の方法と違い、globalmenu化出来ます。
この度は、firefoxを例に行いましたが、他のソフトでも使えるのでSynaptic パッケージマネージャーでのダウングレードやバージョン固定の参考にして下さい。
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もうちょっと安くならないかな~
性能とか考えたらこれくらいの値段はしょうがないけど・・・
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