【Ubuntu 11.04】 ATIドライバ Catalyst 11.5 (fglrx 8.850) インストール [ubuntu]
つい、この前Catalyst 11.4が出たと思ったら、Catalyst 11.5 (fglrx 8.850) が5月9日に出てました。今月は早いですね~
http://www.amd.com/us/Pages/AMDHomePage.aspx
リリースノート見たのですが、なにが変わったのか分かりません。(と言うより、実質的にインストールノートでした)
それで、下記のPhoronixのページによると、いくつかのローカライズ、新規バージョン(Ubuntu以外)の対応、様々なバグフィックスだそうです。ただ、Gnome3に関してはバグが残ってるようだと書いてあるようです。(多分。。。英語苦手。)
http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px=OTQyNA
<< インストール方法 >>
それでインストール方法ですが、基本的に下記と同じです。
『【Ubuntu 11.04】 ATIドライバ Catalyst 11.4 (fglrx 8.841) インストール』
上記記事のインストール部分をCatalyst 11.5 (fglrx 8.850)様に書き換えると、
端末を開いて、ati-driver-installer-11-5-x86.x86_64.runを保存したディレクトリに行って、
sudo apt-get install dkms #既に入っている場合は、やらなくてOK
chmod +x ati-driver-installer-11-5-x86.x86_64.run
./ati-driver-installer-11-5-x86.x86_64.run --buildpkg Ubuntu/natty
少し待つと、下記の3つのファイルが出来ます。
fglrx-amdcccle_8.850-0ubuntu1_i386.deb
fglrx-dev_8.850-0ubuntu1_i386.deb
fglrx_8.850-0ubuntu1_i386.deb
そしたら、下記のコマンドを入力していきます。
sudo dpkg -i fglrx_8.850-0ubuntu1_i386.deb
sudo dpkg -i fglrx-amdcccle_8.850-0ubuntu1_i386.deb
sudo dpkg -i fglrx-dev_8.850-0ubuntu1_i386.deb
そして、もしaticonfigコマンドを使用する予定があるなら、下記を入力します。
sudo aticonfig --intial #一度入力しているなら必要なし
これで、アップデートやインストールが出来ます。
<< Catalyst Control Centerの問題 >>
これは以前から私の環境で出ている問題です。
上記のインストール方法でバージョンアップした場合にCatalyst Control Centerの情報が間違って出ます。
下図はCatalist 11.4の時のCatalyst Control Centerのスクリーンショットです。
下図はCatalyst 11.5 を入れた直後のCatalyst Control Centerのスクリーンショットです。
上下の図の色をつけた部分を見比べてもらえば分かりますが、黄色を付けた部分が変化していません。青色を付けた部分はちゃんと変わっています。
そこで、一度リカバリーモードで起動して、下記を入力後、再起動します。
sudo rm /etc/ati/amdpcsdb
すると、下図の様に黄色を付けた部分も変わります。
新しいバージョンをインストールするときに、/etc/ati/amdpcsdbを再構築するように出来ないのかな~
<< 私的ミス >>
これはメモみたいなものです。
今回、私はミスをしてしまいました。カーネルを再構築する際に、CONFIG_VERSION_SIGNATUREの値を適当に設定したのがまずかったらしく、dkmsがカーネル用モジュールをビルドする際に、下記のエラーを吐きました。
DKMS make.log for fglrx-8.850 for kernel 2.6.38-109-sp (i686)
2011年 5月 11日 水曜日 22:29:45 JST
AMD kernel module generator version 2.1
kernel includes at /lib/modules/2.6.38-109-sp/build/include not found or incomplete
file: /lib/modules/2.6.38-109-sp/build/include/linux/version.h
とりあえず、version.hが無かったのので、カーネルヘッダーからコピーしたら、今度は下記のエラー。
DKMS make.log for fglrx-8.850 for kernel 2.6.38-109-sp (i686)
2011年 5月 11日 水曜日 22:47:11 JST
AMD kernel module generator version 2.1
Error:
kernel includes at /lib/modules/2.6.38-109-sp/build/include do not match current kernel.
they are versioned as ""
instead of "2.6.38-109-sp".
you might need to adjust your symlinks:
- /usr/include
- /usr/src/linux
やはりごまかしはダメみたいで、下記の通り設定して再度カーネルビルド。
CONFIG_VERSION_SIGNATURE="Ubuntu 2.6.38-109-sp 2.6.38.4"
make menuconfigでは下記になります。
これで、fglrx 8.850をインストールしたら大丈夫でした。
ちなみに、dkmsは /var/lib/dkms/fglrx/8.850/build(青色の部分はfglrxのバージョン番号)のディレクトリでビルド作業をするようで、ここにエラーがあるとmake.logを残します。成功しても失敗してもmake.sh.logというログも残すので、これらを見ればちゃんとビルドしたか分かります。(今回の教訓)
←ATI Radeon HD 6850
6000番台(R900)はUbuntuで動くのかな?
ATI(fglrx)のドライバは対応みたいだけど・・・
でも、その前に電源容量足りるかな??
コメント 0