【Ubuntu 10.10】 Marverick Meerkat RC(Release Candidate) をVirtualbox 3.2.8 にインストール

Ubuntu 10.10(Marverick Meekat)のRC(Release Candidate)版がダウンロード可能になったので、Virtualbox 3.2.8(host:Windows Vista 32bit)に入れてみました。

 

(1)インストールに関して

ダウンロード元のアドレスは下記です。

http://releases.ubuntu.com/10.10/

ベータ版の時は、何故かdesktop版ではインストールできず、alternate版を使用しましたが、今回はdesktop版ですんなりインストール出来ました。

それとUbuntu 10.10ではXorg 1.9.0 を使用しているため、Virtualbox 3.2.8に付属しているGuestAdditionsでは、シームレスモードやフルスクリーンが出来ません。

そこで、下記のURLからGuestAdditionsをダウンロード＆インストールしました。

http://www.virtualbox.org/ticket/7306

この 2010-09-28 20:58:36 にある記事のhereの部分をクリックしてダウンロードしたら現時点(2010/10/1)で、

VBoxGuestAdditions_3.2.9-66155.iso

がダウンロードできます。バージョン番号からVirtualbox 3.2.9用に開発されているのだと思います。

これで、シームレスモードなどが動くようになりました。ただ、Compizeの3Dデスクトップは出来ませんでした。

 

(2) 動かしてみたら

ベータ版の時より日本語化が進んでいるように思います。今のところ「ここ日本語化されてないの？」と思う部分は見つかってません。

ただ、私の環境では日本語入力のAnthyに問題がありました。日本語入力に切り替えるとパネルのアイコンが駐車禁止マークになってしまいます。 本来、Anthyの王冠のアイコンにならないといけないはずです。

それから、ベータ版の時からの問題である 半角/全角キーを日本語入力の切り替えキーにすると、上記の駐車禁止アイコンの部分がキーボードのアイコンと勝手に素早く切り替わって、フラッシングしているような状態になります。

それと、上図の言語バーはインストールした時のデフォルト設定では出ないです。

 

(3) Marverickが提供されたらバージョンアップするか？

Marverick はRC版をインストール時点で、カーネル 2.6.35、Xorg 1.9.0 、mesa  7.9、libdrm2 2.4.21、xserver-xorg-video-ati 6.13という状態です。

私の環境はグラフィックボードにATI Radeon HD 4870を使用してます。前述のバージョンは、私のグラフィックボードでKMSを使う条件を満たしています。なので、特に何もせずに（カーネル再構築の必要はあるかもしれませんが。。）KMSで動くはずです。もちろん、CompizのCCSMを入れて、設定すればすぐに3Dディスクトップ使えるはずです。現在、主に使用している10.04(lucid)では、Marverickのカーネル2.6.35を入れて、gitでmesaやdrmをダウンロード＆コンパイルして動かしています。

さらに、Xorgが1.9.0になったのでGLX versionが 1.4 (Lucid は1.2)です。これは、Compizの0.9.xの動作条件を満たします。 インストール時はCompiz 0.8.6。10.04でもxorg-edgersを使えばできるのですが・・・

なので、グラフック関係を考えるとMarverickを入れたくなります。

でも10.04は、使い込んだ量も多いですし、ロングサポートも魅力ですので、考えどころです。

 ←PC電源

   最近、どうも電源ファンの音がうるさい。
   掃除すれば直るかな？
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