【Ubuntu 9.10】バックアップツール(Back In Time)を使う [ubuntu]
Ubuntuを使用し始めてほぼ3ヶ月になります。始めた頃は、「いつ動かなくなってもいいや」と思ってましたが、さすがに色々作成したファイルが増えてきて、「ハードディスクが壊れたりしてデータが無くなったらやだな~」と思い始めました。
そこで、バックアップツールを導入しようと決めましたが。。。Linuxではどんなツールがあるのか知りませんでした。Windowsの方はBunBackupというツールを使用しているので、できれば似たようなツールがいいと思っていました。
そして、調べたら下記URLの「Linux用の優れたバックアップツール10選」というページがあったので、この中から8番目に紹介されている「Back in Time」がBunBackupにも似てて使いやすそうだったので、導入を決定しました。
「Linux用の優れたバックアップツール10選」
http://builder.japan.zdnet.com/news/story/0,3800079086,20397391,00.htm
「Back in Time」
「 Back in Timeの使い方のページ」
http://www.howtoforge.com/creating-backups-with-back-in-time-on-an-ubuntu-9.04-desktop
英語が苦手な方でもスクリーンショットを多用してありますので、何となく分かると思います。Ubuntu 9.04を前提に記述してありますが、Ubuntu 9.10の場合はインストールの記述部分をやらなくてもSynapticパッケージマネージャーで「backintime」と検索すれば出てきますので、 それでインストール(ver 0.9.26-3)しました。
このソフトはバックアップ時に非圧縮です。それと、crontabに記述しなくても設定で毎時や毎日など設定出来ます。(Ubuntu 9.10は通常でもcrontabには記述しないようです。cron.dなどを使用するようです。) ただ、差分バックアップではなくて、毎回、指定ディレクトリ全部をバックアップするのでバックアップ用のディスク容量をかなり使用します。ディスクの空き容量指定で上限を設けられますが。。。
元々、デスクトップ版Linux向けに作成してある様で、GUIインターフェースで見やすく出来ています。あとディスクはかなり使用しますが、非圧縮で差分でないが気に入ったので(圧縮とか差分は苦手、ミラーリングで十分だったのですけど・・・)これで良かったかな~と思ってます。
実際にどのようにセッティングしたかは、「続きを読む」をご覧ください。
<具体的なセッティング>
私のPCのハードディスク構成は下図のようになってます。
HDD2の第二パーティションという変な所にUbuntuが入ってますが、、これはWindows7を後に入れることになった時の為です。Windowsは第一パーティションに入れるようにしないと面倒くさくなりそうだったので、このようになってます。Linuxならマウントという手が使えるのですが。。。
それで、HDD2にあるUbuntuをBack In TimeでHDD3にバックアップすることによって、ハードディスク2つに同じようにデータを持っておいて、どちらかのHDDが壊れたときでもデータが無くならないようにする仕組みです。
それで、まずマウントでHDD3を使用できるようにします。下記が私のPCのディレクトリ図です。
ピンクの線がマウント部分で、緑色はシンボリックリンク、赤の線がシンボリック先の実態となります。(ちなみにbackup01が青字になってますが、このディレクトリ以下にBun BackupがWindowsファイルをバックアップしています。)のちょっと図が間違っていて、mntの下にlinuxbackと言うディレクトリを作ってそこにHDD3をマウントしてます。(書き直すの面倒でした・・・m(._.*)mペコッ)なので、fstabに下記の記述を入れて、マウントしました。
/dev/sdc1 /mnt/linuxback ntfs-3g defaults,locale=ja_JP.UTF-8 0 0
それで、自分のホームディレクトリから下記のコマンドを打ってシンボリックリンクを張ります。(上図の太い赤矢印)
ln -s /mnt/linuxback/linuxbackup .
あとは、
http://www.howtoforge.com/creating-backups-with-back-in-time-on-an-ubuntu-9.04-desktop
のページに従って設定していきます。
GeneralのタブのWhere to save snapshotsにバックアップが保存されるので、先ほど作ったシンボリックリンクの~/linuxbackup を指定しました。そしてScheduleをEvery Day にしました。
次のincludeタブでバックアップしたいディレクトリを指定します。その指定したディレクトリとサブディレクトリがバックアップ対象になります。複数個登録可能です。
その次のexcludeでincludeで指定したディレクトリ内でバックアップ対象にしたくないファイルやディレクトリを指定します。私は*.bakを追加しておきました。
さらにその次のauto-removeでif free space is less thanの容量を増やしておきました。これはHDD3がWindowsのバックアップディスクにもなっているので、Windows側のバックアップエリアを確保するためです。
後は、ほぼデフォルトのままです。
これで、ハードディスクが壊れても大丈夫・・・
でも、やっぱり壊れないで(-m-)” パンパン
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